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企業がセキュリティ投資で重要視するのは? 12カ国3,000人以上を調査

2022.10.20

WithSecure (旧社名:F-Secure、本社:フィンランド・ヘルシンキ、CEO: Juhani Hintikka、日本法人: 東京都港区、以下、ウィズセキュア)は、2022年5月に日本を含む12カ国3,000人以上を対象に実施したサーベイの結果を発表した。

セキュリティにおける技術的最重要事項は「データ侵害の防止」

セキュリティにおける技術的最重要事項は「データ侵害の防止」

対象者たちによってセキュリティにおける技術的最重要事項だと回答されたのは「データ侵害の防止」であり、これは回答者3分の1以上が上位5つに挙げている。また、国別では日本/フィンランド/カナダ/オランダ/イギリス/アメリカ、そして業種別ではIT/医療・製薬・バイオテクノロジー/製造業/公共サービス・教育/貿易・流通に携わる回答者が、これを最優先事項とみなしている。その他、「マルウェアやウイルスからの確実な防御」「フィッシングやビジネスメール詐欺(BEC)など、高度な電子メールベースの脅威の防止」「Office 365やSalesforceなどのクラウドベースのコラボレーションアプリケーションのセキュリティ確保」「多様化するデバイス/サービス/ソフトウェアのセキュリティ確保」などが優先事項の上位に入る結果となった。

ビジネスの成果上の課題

ビジネスの成果上の課題

ビジネスの成果上の課題としては「リモートワーク/ハイブリッドワークにおけるセキュリティの確保」に最も多くの回答が寄せられ、さらに「セキュリティインシデントへの対応のスピードと効率の向上」「脅威/リスクに対する理解、およびセキュリティ意識の全社的な向上」「事業継続性の確保」「セキュリティ優先の企業文化の醸成」が2位から5位を占めた。「リモートワーク/ハイブリッドワークにおけるセキュリティの確保」は、国別ではフィンランド/カナダ/イギリス/アメリカの回答者、そして業種別では製造業/公共サービス・教育/専門サービス(メディア/広告/観光など)に属する対象者の中で最大のビジネスの成果上の課題とされている。

437人が回答した日本では「データ侵害の防止」が43.7%で技術的優先事項の1位に、そして「クラウド化がもたらす新たなセキュリティ脅威への対応」がビジネスの成果上の最大の課題となっている。

まとめ

本レポートによると、「データ侵害の防止」と「リモートワーク/ハイブリッドワークにおけるセキュリティの確保」が、企業がセキュリティへの投資に対して求める技術的優先事項およびビジネスの成果上課題の最上位にそれぞれ挙げられている。今後の取り組みの参考にして頂きたい。