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育休取得者の業務を引継ぐ従業員へ10万円支給!新たな育児支援制度を導入

2022.11.11

働く場をつくるオフィス事業と、リノベーションをはじめとする建築事業を展開する株式会社コスモスモア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:枝廣 寿雄、以下「コスモスモア」)は、従業員のライフスタイルに合わせた多様な働き方を実現するために、従業員の育休取得促進を目指した新たな育児支援制度を導入した。

育休取得促進のための3つの施策

育休取得促進のための3つの施策

コスモスモアでは、女性従業員だけでなく男性従業員の育休取得へのハードルを下げるために、新たに3つの施策を導入した。

① 子育て休業応援手当の創設
子育てのため(※1)の休業を取得する者の担当業務を引き継ぎ、業務が増加する従業員への対価として、引き継ぎ者(※2)に最高10万円/月の手当を支給する(支給期間は最大6ヶ月)。対象となる休業は、一時的ではなく持続的に育児に専念してほしいという想いから最低1ヶ月以上の期間と設定している。

※1: 子育てに加え、介護のための休業の場合も利用可能。
※2 :例)引継ぎ者3名の場合、業務負荷に応じ部門長が4万円・3万円・3万円と支給額を割り振る。

② 出産前後特別休暇の拡充
配偶者出産時(出産のための入院も可)に従業員に付与される有給の特別休暇を1ヶ月に拡充する。本休暇は1ヶ月の期間内であれば分割取得を認めているため、従業員の多様なライフスタイルに応じて、育児のために休暇を取りながら自身で働き方を調整することが可能(例:出生後1ヶ月は週3日特別休暇を取得しながら業務引継ぎを完了させ、出生後2ヶ月から本格的に長期の育休を取得するなど)。

③ 育休に関するeラーニング研修の実施
男性従業員にも育休を取得しやすい職場づくりに向けて、出産後の生活や育休の実態などを知ることを目的とし、全従業員を対象としたeラーニング研修を実施する。

コスモスモアがおこなっている持続的な育児支援

コスモスモアでは、従業員のライフスタイルに合わせた多様な働き方を実現するために、以前から様々な育児支援をおこなってきた。出産祝金・記念品の支給や、ベビーシッター利用補助制度、勤務時間変更制度などを導入し、従業員の仕事と家庭・育児両立のサポートにつとめている。

同社の育休の取得率は女性が100%、男性は約30%(過去5年平均)。この度2022年4月から改正育児・介護休業法が施行されたことを受け、さらなる育児支援制度の充実と男性従業員の育休取得促進を図る為に、今回新たな3つの制度を設けることで、より一層育休を取得しやすい風土の醸成を目指している。

まとめ

男性従業員の育休取得については、制度を制定するだけでは取得まで結びつかないことも多いようだ。なぜ取得しないのか、従業員の声や現状をよく把握し、使いやすい制度・環境を整備していくことが重要ではないだろうか。同社の取り組みもぜひ参考にして頂きたい。