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キャリア満足度・将来のキャリアへの期待感に関する調査 会社の風土どう影響?

2022.12.15

若手求職者向けのキャリア支援事業及び若手が成長できる企業(組織)の表彰事業を行う一般財団法人エン人材教育財団(所在地:東京都新宿区、代表理事:越智通勝)は、従業員100名以上の企業に勤める社会人1500人を対象にキャリア満足度・将来へのキャリア期待に関する調査を行った。

調査概要

調査期間:2022年8月5日~8日
目的:年代ごとの仕事価値観やキャリア満足度の実態を明らかにする
調査対象:従業員規模100名以上の企業の正社員
調査方法:インターネット調査
有効回答数:1500(20代:375 30代:375 40代:375 50代以上:375)

調査結果についての考察

個人の仕事に対する姿勢や価値観、会社の風土がキャリア満足度や将来へのキャリアの期待感にどのように影響するのかを調査した結果、以下3点が明らかとなった。

第一に、仕事において「人・社会の役に立ち、人として成長する」ことを重視している人はキャリア満足度・将来への期待感ともに高いという結果である。人生100年時代においては、キャリアの早い段階でそのような仕事への価値観を持つことが更に重要になると言える。

次に、「仕事に一生懸命取り組みたい」と考える人ほどキャリア満足度・キャリア期待値が高いという因果関係も明らかになった。目の前の仕事に注力するという姿勢が、仕事の面白さややりがい、ひいてはキャリア満足に繋がっていると推測される。

三つ目に、会社の風土を働きやすさと働きがいの観点で調査したところ、働きがいが高いことが、キャリア満足・キャリア期待につながることがわかった。特に、現在の風土が図の「ゆるブラック企業」だと答えた人のうち、キャリアに満足していると答えた割合は、現在の風土が「若手ホワイト企業」だと答えた人の割合と比べると半分以下となっている。また、社会人1年目の会社の風土が「ゆるブラック企業」だった人の現在のキャリア満足度は、社会人1年目の会社の風土が「ブラック企業」の風土よりも若干低い結果となっている。更に、将来へのキャリアの期待感についても同様の傾向が見られた。就職・転職において「働きやすさ」に目が向きがちだが、キャリアへの現在の満足度・将来への期待感の観点からは、「働きがい」に着目した仕事選びが重要であると言える。

レポート詳細

まとめ

調査の結果、仕事のとらえ方、仕事への姿勢、環境選びがキャリア満足度・期待感に繋がることが明らかとなった。人事計画等の参考にして頂きたい。