販売員がよりイキイキとはたらく環境を目指し「販売員価値向上プロジェクト」発足

転職サービス「doda(デューダ)」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する、アパレル・ファッション業界専門の転職支援サービス「クリーデンス」は、アパレルをはじめとするファッション業界で販売員としてはたらく人が、これまで以上にやりがいをもってイキイキとはたらくことができる状態をつくるために「販売員価値向上プロジェクト」を発足した。
プロジェクト第一弾「OMO時代における店舗・販売員価値の再定義」の取り組み概要
第1弾となる「OMO時代における店舗・販売員価値の再定義」では、クリーデンスが持つアパレル企業とのつながりを生かし、アパレル企業に「OMO」や「評価」「販売員育成」などについての課題のヒアリングを実施。PwCコンサルティング社が、PwCコンサルティング社内で定義するOMO時代における店舗・販売員価値指標をもとに「店舗売上だけでない目標/評価の構築」を行う。そして、新しい目標・評価軸にそった「人材育成」「マネジメント」支援をクリーデンスがサポートする。
今回は、本取り組みに賛同した株式会社シティーヒル(以下、シティーヒル社)が、同社の店舗・ECの販売に紐づく様々なデータの提供、および販売員へのインタビューの場をセッティング。それをもとに、PwCコンサルティング社が定量・定性の両面の分析から店舗・販売員の目標や評価指標を定義。その後、クリーデンスが、新しい目標や評価指標に基づき、販売員の行動変革のために必要なマネジメント変革やスタッフ育成といった「人」に関わる部分のサポートを実施する。これにより、シティーヒル社の社員のモチベーションが最大化されることを目指す。
また、本取り組みの最終的なゴールとして、シティーヒル社との取り組み成果を本年度中に公開予定。さらに、取り組み成果をもとに、「実店舗での売上」を中心としていた評価指標から、「EC送客」「顧客体験」「ブランドファンの獲得」などを含む新たな価値を含む新たな評価指標を示す。
こうして新たな評価指標を提示することで、販売員の貢献価値に合った評価が正しく行われ、それに見合った報酬が支払われる状態に変えるきっかけとなることを目指す。これにより、販売員がやりがいや働きがいを持って業務を遂行でき、結果、アパレル・ファッション業界が活性化することを狙いとしている。
まとめ
本プロジェクトでは第1弾として、PwCコンサルティング合同会社と協業し、「OMO時代における店舗・販売員価値の再定義」をテーマに取り組みを実施。販売員の待遇改善に寄与するとしている。人材育成等の参考にしてみては?