激務で年収1000万なら「NG＝84％」理想的な給与とは？【20代〜40代調査】

株式会社Q.E.D.パートナーズ（本社：神奈川県川崎市、代表：舟山学）は、企業で社員として働く男女へ「出世・給与」に関するアンケートを実施した。

調査概要

調査方法：インターネットのクラウドサービスによる選択式および記述式
対象者：200人
調査時期：2022年12月24日~25日
有効回答数：200
調査期間：自社調査

自分の出世欲について

出世したい気持ちについて尋ねたところ、42.5％が「出世に興味ない」と回答した。さらに15％が「出世したくない」と回答している。20代〜40代の働く男女のうち、半数以上が「出世したくない」と考えていることは、企業にとっても課題として捉えるべきだろう。

「出世に興味ない」と回答した人の意見には、「上司をみていてとにかく大変そうだから」、「出世せずこのままの方がプライベートと両立できそう」などが挙げられた。

出世したくない理由については、「出世しても責任ばかり増えて、給与が上がらない」、「今より忙しくなるのは嫌、プライベートを重要視したい」などの意見が目立つ。

今の会社で働く上司・先輩を見ていて、出世しても報われないと感じている人が多いようだ。

日常的に接する上司の仕事に関する印象

日常的に接している上司のイメージは「大変そう・とても大変そう」が83％となった。日頃一緒に仕事している直属の上司は仕事が大変そうなイメージが強いようだ。このことが出世したくないと考える一因になっていることが考えられる。

同世代の平均給与と比べてどのくらいの給与が理想か

出世欲について半数以上がナシという回答であったが、給与についても「同世代の平均より少し多ければOK」とした人が38％で最多となった。次いで選ばれたのが「同世代の平均と同額」で28％となっている。

収入よりもプライベート

年収1000万円だけど激務or年収500万円で普通の業務量ならどちらが良いか尋ねたところ激務の年収1000万円を選んだ人は16％となった。

さらに、仕事とプライベートのバランスについて、どちらを優先するか質問してみたところ、「仕事内容イマイチ、給与は平均的だがプライベートがそこそこ充実してる」を理想と回答した人が76％となった。

まとめ

20代〜40代には出世に前向きな気持ちを持っている人が少ないことが明らかとなった。現役世代の多くが、出世することや高収入を得ることよりも、プライベートを充実させることを優先したいと考えているようだ。こうした現役世代の価値観を理解した上で人事計画を策定していくことが重要だろう。