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グリーンズが“旅するような”新たな勤務制度「トラベラー制度」運用開始

2023.01.10

株式会社グリーンズ(本社:三重県四日市市、代表取締役社長:村木雄哉)は、2023年1月より1~2カ月単位で赴任先が変わる期間限定の勤務制度「トラベラー制度」の本格運用を開始した。同社の勤続1年以上の一般社員(役職者以外の正社員)を対象に希望者向けに運用する制度で、各地域のトラベラー勤務期間中は地域の短期宿泊施設や赴任先のホテルを一時的な居住地とする。全国展開するホテル運営企業である強みを活かし、同制度の導入により長期の旅の中で働くような楽しみと交流の輪を広げる機会、また様々な経験を積みつつ成長する機会を積極的に提供する。

概要

概要

ホテルオペレーターとして日本全国37都道府県でホテル運営を手掛けるグリーンズでは、2020年、あらかじめ勤務を希望する場所を都道府県単位で選択可能な人事制度『社員がChoiceできる人事制度』を新たに導入した。同制度は、グリーンズグループの経営ビジョン“TRY! NEXT JOURNEY~新たな旅に踏み出そう~”をコンセプトに、働く人たちが楽しみながら成長できる環境づくりを目指すもので、転居なしや、2つの都道府県内のみ、など、社員が自身の勤務地希望をあらかじめ都道府県単位で設定する制度だ。昨今のワークライフバランス意識の浸透により働く人々のキャリアプランに寄り添った柔軟な人事制度運用の必要性が高まったこと、一方で今後の出店地域拡大に際し採用強化が必要であることなどから、それまでの人事制度の抜本的な見直しを行い新たな基幹人事制度として導入した。

一方、この度の「トラベラー制度」では、この『社員がChoiceできる人事制度』における選択地域の設定内容を変更することなく、期間限定でその枠を超え、全国の同社運営ホテルを対象に1~2カ月単位で勤務する。ホテルに就職したからにはいろいろな所で働いてみたい、積極的に見識を広めていきたいという社員に向けた制度で、「トラベラー」(トラベラー制度により勤務する従業員)の成長の後押しをしながら、社内外の交流の活性化や、「トラベラー」受け入れ店舗の従業員の成長促進などを目指す。また同制度の運用により、店舗における人員配置に柔軟性を持たせることを通じて、今後の新規出店や定期人事異動、人材採用の効率化を進めていく。

まとめ

コロナ禍を経て、多様な働き方の実現に取り組んでいる企業は多い。自社の体制や状況に合わせ、独自の取り組みを導入することも検討してみてはいかがだろうか。同社の取り組みもぜひ参考にしていただきたい。