はたらく個人のキャリアオーナーシップの向上を目指す「タニモク」ラボ始動

転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：瀬野尾裕）が運営する、利害関係のない人（＝他人）同士が、3～4人1組でお互いに目標をたてあうワークショップ「タニモク」が、「タニモク」ラボを創設した。

そもそも、「タニモク」とは？

「タニモク」は、3～4人1組、参加者同士で目標をたてあうワークショップ。他人に話を聞いてもらい、質問してもらい、自由に目標を立ててもらうというもの。その目標は自分の考えのワクを飛び越えた、新しい切り口を提供してくれるという。

当初はパーソルキャリア社内での活用から始まったが、2018年から、はたらく個人が自分の意思でキャリアや人生を選択する「キャリアオーナーシップ」の体現の支援を目的として無償公開。現在では、多くの企業や団体で様々な研修に用いられ、キャリア対話の機会として広く活用されているという。

「タニモク」ラボ創設の理由

「タニモク」の実施は現状では個々の企業内に留まっており、また実践ナレッジも外部に積極的にシェアされていないという。そこで「タニモク」ラボでは、企業間での様々なテーマにおける「タニモク」実施や、貴重な実践ナレッジを共有する場を設ける。これにより、企業内に限定しない「キャリア対話」の実現を加速させ、実践ナレッジを活用した新しい「タニモク」プログラムの開発にも取り組む。なおこれらの活動を通じ、個人が自らのキャリアに対してオーナーシップを持てるよう支援する目的もある。

主な活動

「タニモク」ラボ概要

■公式サイト：「タニモク」ラボ（運営元：パーソルキャリア）
■会員登録条件：「タニモク」の活用実績がある企業/団体
※研修サービスを提供している企業/同業他社、フリーランス/個人事業主、「タニモク」を利用した自社サービスへの誘導など、ガイドラインに抵触する企業/団体は登録できない。
■会員登録方法：「タニモク」ラボ登録（登録料無料）
■会員特権：
・これまで一般公開してこなかった、研修用途別の「タニモク」フォーマットを無償提供。
・グループ分けのコツや時間配分、実践後のフォローの方法など、運営体制や運用ノウハウも併せて提供。より効果的な「タニモク」運用が可能。
・「タニモク」ラボ 会員限定のワーク（期初、期末の目標、振り返り）を実施。
・会員限定のナレッジ共有会に参加　他

まとめ

パーソルキャリア株式会社　経営戦略本部 ミッション共創推進部の「タニモク」プロジェクトリーダー　三石原士氏は、スタートから4年で「タニモク」が活用されるようになったと振り返り、かつ「『タニモク』活用企業の実践ナレッジが企業ごとに点在し、相互に共有されていなかったことに、もったいなさを感じていた」という。「タニモク」ラボでのコミュニティ活動が、はたらく個人が自分の意思でキャリアや人生を選択する「キャリアオーナーシップ」の体現につながるかどうか、実践企業に注目したい。