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人的資本経営の重要指標、従業員エンゲージメントを15業界で調査

2023.02.20

株式会社エモーションテック(本社:東京都港区、代表取締役:今西良光)は、主要15業界の企業に所属する6187名を対象に、人的資本経営の重要指標とされている従業員エンゲージメントスコアの1つであるeNPSに関する調査を行った。

株式会社エモーションテックによる15業界のeNPS(従業員エンゲージメント)調査

調査対象:主要15業界の企業に所属する6187名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年7月13日~2022年8月9日
回答数:6187件(有効回答数)

調査詳細

企業が顧客志向であるほど、従業員エンゲージメントが高い

今回の調査からは、企業が顧客志向に真剣に取り組むことで、従業員エンゲージメントの向上に良い影響をもたらすことが明らかとなった。また、役職によって会社に対する顧客志向度の認識の違いが明らかになったことから、役職によって触れる情報の質や量に違いがあり、そのことが従業員エンゲージメントの向上に関係していることがわかった。

調査の実施背景

人口減少による労働力不足が叫ばれる昨今、2022年6月、政府は「経済財政運営と改革の基本方針」(※)において、「人への投資」に重点を置き、3年間で4000億円規模の予算を投じることを発表した。人材を資源ではなく「資本」と捉え、従業員の働きがいの向上に着目した投資を行うことで最適なリターンを生み出すという人的資本経営の実現は、今やあらゆる企業にとっての共通命題である。

エモーションテックでは2013年の創業当初より、会社が従業員の働きがいを大切にすることでエンゲージメントが向上し、提供するサービス品質が向上する結果、良い顧客体験が創出され、企業収益が向上するという好循環を描いた「サービス・プロフィット・チェーン理論」に基づいた分析手法の研究を行っている。

今回の調査では、人的資本経営にとっての重要指標と言われている従業員エンゲージメントスコアの1つである eNPSとその要因となり得る35項目の従業員体験の実態把握と共に、SPC理論で提唱されている従業員エンゲージメントと顧客ロイヤルティのつながりという観点から「顧客志向」に関する調査を実施した。

※:出典「経済財政運営と改革の基本方針 2022」(内閣府)

まとめ

人的資本経営が重要視される今、従業員のエンゲージメントスコアを把握し、向上につながる取り組みを実践していくことが肝要である。本調査結果も参考に、今後の取り組みについて検討してみては?