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再雇用(アルムナイ採用)関係調査 再雇用後の職種の1位は技術職

2023.03.28

株式会社プロフェッショナルバンク(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:兒玉彰)は、クライアント企業の経営者、人事・採用担当者を対象に『再雇用(アルムナイ採用)』に関するアンケート調査を実施した。

企業の約7割が再雇用(アルムナイ採用)を実施

企業の約7割が再雇用(アルムナイ採用)を実施

67%が再雇用を実施したことがあると回答しており、採用手法の一つとして多くの企業が実践していることが分かる。再雇用に至った経緯は、「過去在籍社員からの自己応募」が70%と、退職、転職はしたものの、出戻りを希望する人材は数多く存在していることが伺える。

企業の約7割が選考未実施か簡易選考

企業の約7割が選考未実施か簡易選考

再雇用する際の選考は、「選考しない」が10%、「簡易選考」が58%と、多くの企業が通常とは異なる採用方法で選考を進めていることが分かった。また、再雇用での選考では34%が「採用率100%」、48%が「採用率50%以上」と回答。応募以降の展開率は高く、互いを知っているだけに、選考のテーブルに乗る前から合否が決まっているケースも多いと考えられる。

退職前と再雇用後で95%が同職種

退職前と再雇用後で95%が同職種

退職前と再雇用後の担当職種を比較したところ、95%が同じであることが分かった。職種のみならず、業務内容も把握している為に即戦力として活躍しているケースが多いと考えられる。再雇用した社員のポジションで最も多いのは「一般職」(76%)で、再雇用後の職種では技術職が50%と最も多く、営業職(31%)、専門職(27%)と続いた。

再雇用のメリットは「即戦力」が最多

再雇用のメリットは「即戦力」が最多

再雇用して良かった点は、「即戦力として活躍してくれた」(35%)や「新たに身に付けたスキルを還元してくれた」(11%)という現場としてのメリットと、「人材不足を迅速に解消できた」(16%)という採用課題を解決できる側面での効果が大きいようだ。一方で、「再雇用に問題や課題がある」と回答した企業は48%と、半数近くおり、再雇用の問題点、課題を分類して比率にすると「既存社員との処遇差、不満の発生」が23%と最も多く、次いで「再退職のリスク」(19%)、「再雇用制度の未整備」(19%)となった。

調査概要

調査内容:再雇用(アルムナイ採用)に関するアンケート調査
調査対象:クライアント企業の経営者、人事・採用担当者
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年2月9日~2月17日
有効回答数:299名

まとめ

調査の結果、約7割の企業が再雇用(アルムナイ採用)を実施していることが判明した。また、再雇用後の職種で最も多かったのは技術職という結果となった。今後の参考にしていただきたい。