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「会社内のお金に関する不正行為」実際調査 管理職の不正が4割!?

2023.04.03

海外拠点を持つ企業の経営管理を支援するクラウドERP「multibook」を提供する株式会社マルチブック(東京都品川区、代表取締役CEO:渡部 学)は、20歳〜59歳の経営者・役員・会社員539名を対象に「会社内のお金に関する不正行為の実態調査」を実施した。

主な調査結果

主な調査結果

■4人に1人が上司・同僚・部下・取引先でお金に関する不正行為を見聞きした経験あり(事前調査より)
■不正行為を見聞きした業界は「製造」が最多で22.1%、次いで「小売」12.6%、「外食・サービス」12.4%
■不正行為を見聞きした部署は「営業部」が最多で36.0%、次いで「製造部」14.1%、「経理部」12.2%
■見聞きしたことがある不正行為は、1位「経費精算に関する不正」38.0%、2位「給与に関する不正」22.6%、「窃盗や不正使用」22.3%、4位「個人的なキックバック ・リベートの受領」21.7%
■見聞きした不正行為をしている人のトップは「勤務先の管理職」39.5%、次いで「勤務先の同僚」30.6%、「勤務先の部下」13.2%
■不正行為を見聞きするも告発しなかった人は74.4%で、理由は「自分が告発したことがバレるかもしれない」27.2%、「問題に巻き込まれたくないから」22.2%が上位
■社内で不正行為を見聞きした場合の対応方法は半数以上の51.6%が「知らない・分からない」
■不正が起こらないようにするために必要だと思う対応は、「不正防止マニュアルの整備」42.7%、「内部通報制度の確立」42.5%、「社員研修」41.4%、「会計管理の定期的なチェック」31.9%が上位
■約4割(38.4%)が社内で不正会計が問題になった経験あり

調査概要

調査名:会社内のお金に関する不正行為の実態調査
調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)
調査対象:全国21~59歳企業で働く男女
有効回答数:539人
調査実施期間: 2023年03月15日〜2023年03月22日

※事前調査について
全国の経営者・役員・会社員の男女20歳〜59歳に実施。「あなたは働く中で、上司・同僚・部下・取引先などの「お金に関する不正行為」を見たり聞いたりしたことがありますか?」という質問に対し「はい」と回答した612名が回答。そのうち539名に「会社内のお金に関する不正行為の実態調査」を実施。

まとめ

4人に1人が社内でお金に関する不正行為を見聞きするも、通報者と判明することを恐れて内部告発しない人が多数いることがわかった。不正行為の防止には、匿名性確保や会計の透明化がキーとなりそうだ。