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マイクロソフト社が提供する会議室ソリューションを実現する、eb会議テーブルをイトーキが開発

2023.04.19

株式会社イトーキ(本社:東京都中央区、社長:湊宏司)は、マイクロソフト社が提供する会議室ソリューション「Signature Microsoft Teams Rooms」を実現するWeb会議テーブル『Panora(パノラ)』を開発したことを発表した。2023年夏頃の発売を目指し、更なる開発を進めるとしている。なお本製品は、2023年4月26日~28日に開催される家具見本市「オルガテック東京2023」に出展する。

背景

ハイブリッドワークが主流となった現在、会議室も従来の対面会議から「Web会議」を行う場へと変化し、新しいコミュニケーションを実現する空間機能が求められている。一方で、ハイブリッド環境下では、リモート側にとってオフィス側で誰が話しているか分かりづらいことや、声が聞き取りづらいなどの問題があり、結果として双方の温度差や一体感不足が生じているのが実情だ。

このような職場環境の変化を受け、イトーキでは、マイクロソフト社のSignature Teams Roomsのガイドラインに基づき、同社の人間工学的な知見やスマートオフィス商品開発のノウハウを掛け合わせることで、オンラインとリアルをシームレスにつなぎ、だれもが平等で、より快適かつ創造的なハイブリッドミーティングエクスペリエンスを可能にする会議室を実現する。

主な特徴

①対面のような臨場感
半円状のテーブルとSignature Teams Roomsの推奨レイアウト「Front row」の融合により、会議室にいる参加者の目の高さに合わせてリモート参加者が表示され、対面のような臨場感を生み出す。本テーブルを使用することで広角カメラの視野角に参加者全員が入り、マイクと話者の距離を一定に保つことで、適切な声の音量を保つことが可能となる。リモート側は会議室側との一体感を感じられ、会議室側はリモート側を常に意識できる設計となっている。

②多様な会議スペースや会議スタイルにフィット
小規模から中規模まで、様々な広さの会議室で利用できる6名用と4名用を用意している。脳の働きを活性化し創造的で効率的な会議が進むとされるスタンディング式と従来型の着座式から選択が可能。

③機材設置を考慮したデザイン
システム機材やユーザー操作端末・接続端子を収納し、必要なものだけを手元に置くことができる。配線や機材で雑多になりがちな空間をスマートに保つことが可能。

まとめ

ハイブリッドワークが普及したことで、会議室に求められる機能にも変化が起きている。同社が開発を進める本製品は、ハイブリッドワークの普及をさらに後押ししていくことだろう。