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「休んでいいのか」悩む休職当事者、「いない間の業務」に悩む経営者…その悩みを払拭するfreeeの新サービスとは

2023.06.09

freee株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔、以下「freee」)は、「人事労務の日」である6月6日、産休・育休、介護や病気によって休職する労務担当者の代わりに労務のノンコア業務を請け負う休職支援BPOサービス「休職支援BPO by freee人事労務アウトソース」の提供を開始した。これにより、労務担当者の職場復帰に向けた不安と、経営側の休職期間中の業務遂行における不安を払拭。心身ともに良好な状態な働き方であるwell-beingな社会実現に貢献する。

休職当事者も経営者も安心できるサポートを

同社によると、「休職支援BPO by freee人事労務アウトソース」の開発には2つのきっかけがあったという。

1つ目は、本サービスの事業責任者である塚本洋敬氏の休職にまつわるエピソード。「塚本は現在1歳と2歳の2児の父で、妻が2年を超える産育休を取得しています。休職期間中、『会社に戻って居場所があるのか?仕事で価値を発揮できるか?』という不安に駈られる姿を見てきました。どこかに『会社に申し訳ない。後ろめたい』という意識があって、この意識は長期で休職している方に共通しているのではないかという仮説を立てました。そうであれば、ライフイベントでやむなく休職する方が安心して休職できる手助けを私たちができないか、やるべきでないかと思いサービスを企画しました」(同社広報 PR担当・品田真季氏)

2つ目は、中小企業の人事労務を取り巻く環境にある。昨年10月からアウトソース事業を開始した同社には、「労務担当者が退職や休職するので、内部で労務業務を回せない」という悲痛にも似た声が多数届いているという。「特に中小企業では、潤沢にバックオフィスメンバーを配置することができず、バックオフィスメンバーの退職や休職は即事業そのものの継続困難につながるリスクが大きく、頭を悩ませる経営課題となります。従って、経営者は、ライフイベントによってバックオフィスメンバーが休職を取得する際、応援したいが、手放しに喜べないというジレンマに苛まれます。このジレンマを私たちであれば解決、軽減できるのではないかと考えました」(品田氏)

労務業務の効率化を支援するfreeeだからこそ提供できる新たな価値

freee人事労務アウトソースは、給与計算、入退職手続き、年末調整等の労務ノンコア業務のフルスコープアウトソーシングサービス。「freeeボード」というBPOに特化したアプリケーションを通じて労務業務を請け負う。

「freeeボード」の特徴は、労務担当者の外注管理コストを大きく軽減できる点だ。「労務業務の進捗ステータスを、労務担当者様、業務を請け負うfreee、社労士で共通管理が可能な機能を搭載しています。またチャットでの問い合わせ機能を搭載していますので、気軽に労務手続きの相談をしていただけます」(品田氏)。手続きや問い合わせには、同社内の労務知識に長けたオペレーターが内製で対応。企業の内製における労務業務の効率化を支援している同社だからこそ、企業が安心して活用できる人事労務アウトソースの提供を実現する。

人事労務のアウトソース活用でwell-beingな働き方を

本サービスは「休む、を応援しよう。」をコンセプトとしている。労務担当者の休職期間中を通常の「freee人事労務アウトソース」の提供価格より低コストでBPOサービスを提供。また、本サービスの活用においては、企業のバックオフィスの体制や課題によって、労務業務を内製で行うか、外注するかを自由に選択できる。これにより、労務業務の安定運用を可能とする。

なお、今後について品田氏は「人事労務のアウトソースを当たり前に選択できる世の中を作り、中小企業の生産性アップとwell-beingな働き方が浸透することに貢献していきます」とした。