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アスクルの「ビズらく」に賠償リスクを包括的に補償する『お仕事あんしん保険』登場 中小企業に不足するリスク対策

2023.06.14

損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:白川儀一、以下「損保ジャパン」)とアスクル株式会社(代表取締役社長:吉岡 晃、以下「アスクル」)は2023年6月1日から、アスクルが運営するDX支援サイト『ビズらく』経由で事業者向け保険『お仕事あんしん保険』の提供を開始した。事業活動中のさまざまな損害賠償リスクに対応可能となっており、金銭面のみならず、緊急時に必要となる初動〜再発防止の策定に至るまで、専門的なサポートをワンストップで受けることができるサービスも利用可能だ。

セキュリティ人材の不足」が多くの組織の課題

アスクルの『ビズらく』は2022年10月31日にスタートして以来、会員数が日々増加。グループウエアやWeb会議ツール、法改正対応のビズらく商品の申し込みも増えてきており、デジタル化の支援が進んでいる。その『ビズらく』に新たなサービスが加わった。それが、損害保険ジャパンの事業者向け保険『お仕事あんしん保険』だ。

背景には中小企業において、「セキュリティ人材の不足」が多くの組織の課題となっていることがある。

一般社団法人 日本損害保険協会の「中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2022」(※1)によれば、サイバーリスクに関して以前より認知率が5.1pt上昇しているにもかかわらず、サイバー保険への加入数は十分ではないという。

こうした状況を踏まえ、『ビズらく』でも保険を提供することになった。

※1:一般社団法人 日本損害保険協会「中小企業におけるリスク意識・対策実態調査2022」

保険会社や保険代理店においても、事業者に対する情報提供が十分ではない

一方の損保ジャパンもやはり、中小企業のリスクマネジメントに対し、さまざまな背景から必要な対策が十分に講じられていない実態を危惧してきた。

広報担当者によれば「保険会社や保険代理店においても、事業者に対する情報提供やソリューションを十分に行き届かせることができておりません。 また、特にサイバーリスクに関しては、認知率が上昇しているにもかかわらず、データ漏洩への懸念が高まっている一方で、サイバー保険の加入数はまだまだ少ない状況です」(損保ジャパン 広報担当者)

そこで同社が事業者向けの新たな保険販売方法・ソリューション、安心を提供できるモデルの検討を進める中で注目したのが、アスクルが展開する、DX支援サイト『ビズらく』だった。

「『ビズらく』のサービスラインアップの一つとして展開することで、事業者向け保険の親和性、提供バリュー等に可能性を感じた点がきっかけ」(損保ジャパン 広報担当者)といい、「シナジーを生み出せる取り組みになること」(損保ジャパン 広報担当者)も想定している。

1つの契約でさまざまな賠償リスクを包括補償

1つの契約でさまざまな賠償リスクを包括補償

『お仕事あんしん保険』は、必要な補償をパッケージで提供。損保ジャパン担当者は、本商品で想定されるメリットについて「1つのご契約だけでさまざまな事業活動上の損害賠償リスクに対応することができ、補償の抜け漏れも抑えることができて安心です。サイバーリスク補償の標準セットにより、保険金のお支払いによる金銭面でのサポートのみならず、緊急時に必要となる初動〜再発防止の策定に至るまで、専門的なサポートをワンストップで受けることができる『緊急時サポート総合サービス』もご利用が可能です」と説明。

数多くの保険商品があるがゆえに、事業者が感じやすい「本当に必要な補償がわかりづらく選びにくい、契約管理が煩雑」という課題にも対応する形だ。

『ビズらく』サイトの特長を活かした組込型保険

なお、今回の『お仕事あんしん保険』を皮切りに、『ビズらく』サイトの特長を活かした、事業者向けの「エンベデッド・インシュアランス(組込型保険)」商品の提供も予定しているという。

「ITセキュリティ商品の購入時において、簡単な操作(お手続き)でサイバーセキュリティ保険もセットでご購入(保険加入)いただける販売モデルを検討しています。身近な商品やサービスと親和性のある保険を組みこませることで、顧客はシンプルな操作でシームレスに保険購入まで完結し、手軽に安心を享受することができます。また、商品やサービスの提供者側としても、商品やサービスの提供導線上で保険をうまくご活用いただくことにより、その商品やサービスの利用に伴う顧客体験を向上させることが可能です」(損保ジャパン担当者)とした。