【転職活動者調査】魅力的な職場の上位「人間関係の良さと成長機会の多さ」

株式会社リクルート（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：北村吉弘、以下リクルート）は転職活動中の個人に調査を実施した。2023年2月2日にリリースした「転職活動者調査」の第3弾。今回は、転職活動のきっかけ、転職活動中の不安、企業に提示してほしい情報、魅力的な職場について明らかにした。

転職を考えるようになったきっかけ

転職を考えるようになったきっかけを尋ねたところ、「いまの会社の将来性に不安があるため」が39.6％、「成長できる環境で働きたいため」が36.3％、「より責任ややりがいのある仕事をしたいため」が32.8％となった。不安が転職のきっかけとなった割合が最も高いが、一方で成長や責任、やりがいといった現状よりもさらに上の環境を目指したいという想いがきっかけとなっている方も多くいることがわかる。

転職活動中に不安だと感じること

転職活動中の不安について尋ねると、「希望する年収を得られる仕事が見つかるかどうか」が52.4％、「転職したいと思える仕事が見つかるかどうか」が48.5％、「職場の上司または同僚と合う仕事が見つかるかどうか」が42.4％となった。 また、転職活動中に不安だと感じることを、現職におけるキャリア満足度が高い方で見ると、「職場の上司または同僚と合う仕事が見つかるかどうか」と回答した方が48.6％（全体＋6.2pt）で、「転職したいと思える仕事が見つかるかどうか」を上回り2番目に高い割合となった。

転職活動で企業に提示してほしいこと

転職活動で企業に提示してほしいことについては、「募集している職場の上司やメンバーの経歴や能力」が46.8％、「募集している職場の具体的な仕事内容やミッション」が44.5％、「募集しているポジションの評価指標」、「勤務時間や休日休暇、リモートワーク実施率等の働き方に関する詳しい情報」がいずれも41.8％となった。

働く環境について魅力に思うもの

働く環境について魅力に思うものについて尋ねたところ、「社風・人間関係が良い」が38.1％、「自分自身が成長できる機会が多い」が35.2％、「勤怠管理が徹底している」が25.1％となった。

調査概要

実施期間：2022年12月13日（火）～12月14日（水）
調査対象：転職活動中の方
回答人数：1040人
調査方法：インターネット調査

まとめ

「企業が働く個人を選ぶ」時代から、「働く個人に企業が選ばれる」時代に転換している現状に置いて、「働く個人の不安と希望に『職場で働くイメージ”を具体的に提示する』ことこそ、選ばれる企業の条件となる」というHR統括編集長の藤井薫氏の解説も参考に、職場環境を考えていきたいところだ。