船員DX「労務管理」と「動静管理」をクラウドサービスでリアルタイム管理

株式会社エイ・アイ・エス（本社：東京都千代田区、代表取締役：大浦博、以下AIS）は、船員向け労務管理システム『TRANS-Crew』を利用する鳳生汽船株式会社の導入事例を公開した。

TRANS-Crew（トランスクルー）

AISが、海運業向け総合基幹業務システムと勤怠管理システムの開発により長年培った2つの専門性のシナジー効果を活かした船員向け労務管理システム。昨年4月からの改正船員法に対応した労働時間の管理、労務管理記録簿の作成を自動化し、業務効率化を実現するクラウドサービス。

導入事例

鳳生汽船は、西伊豆で日本の海上輸送を支え続けて60年。ガット船を中心に事業展開し、日本全国へ海上輸送を行っている。鳳生汽船では『TRANS-Crew』導入と並行してWi-Fiを設置し、勤怠管理のDX化を進め、全船員に専用のアプリをインストールしてもらうことにより、船内記録簿のFAX受信が不要になり、紙媒体の管理が無くなった。

更には、 LINE WORKSを同時に活用することにより、日々の動静管理を紙ではなく、電子ファイルで管理することも進め、これによりリアルタイムでの乗下船の把握を実現している。

■導入前の課題
①船舶にWi-Fi設置がなく、システム導入が困難な状態であった。
②船内記録簿を毎月FAXで受理するだけで、管理が行き届いていなかった。
③国交省指定のアラート管理をするには、システム導入が不可欠であった。

■『TRANS-Crew（トランスクルー）』の選定理由
①「シンプルで簡単、かつ誰でも使いやすい」を選定条件にしたところ、他社と比較して『TRANS-Crew』が条件に対し、最も満足のいくものであった。
②導入前の選定段階で、AIS社の対応が迅速でスムーズな対応であったこと。今後の運用でも、スピード感をもった対応に期待を持てたこと。
③コストパフォーマンスが良かったこと。

会社概要

社名：株式会社 エイ・アイ・エス
設立：1983(昭和58)年9月7日
代表者：代表取締役 大浦博
本社所在地：東京都千代田区神田須田町1-3-9　PMO神田万世橋9F
資本金：7000万円
従業員数：48名(2014年8月 現在)

まとめ

改正船員法により船員の労務管理体制や、労働時間の範囲の見直しが求められ、DXの推進がより重要となっている。ツールの活用を検討しているのであれば、本事例も参考にしてみてはいかがだろうか。