求人検索エンジンスタンバイ「2023年上期求人検索トレンド」発表

株式会社スタンバイは、運営する求人検索エンジン「スタンバイ」において、2023年1月1日〜2023年6月30日に仕事探しに使用された検索ワードをもとにした「2023年上期求人検索トレンド」を発表した。
※対象期間:2023年1月1日~2023年6月30日(比較期間:2022年7月1日~12月31日)
集計・算出方法
「スタンバイ」利用ユーザーが、「スタンバイ」上で仕事探しを行う際に入力した検索ワードをもとに算出。「スタンバイ」サービス内でユーザーが検索したキーワードを取得し、時期による検索総数の変動を排したうえで、対象期間内での上昇率を算出しランキング化。
調査主体:スタンバイ調べ
2023年上期、仕事検索における急上昇ワード1位は「シニア活躍中」
2022年下半期から2023年上半期の最も上昇率の高かった仕事検索キーワードは、「シニア活躍中」(半期比較62.1倍、以下括弧内は半期比較の倍率)となった。
また、「シニア活躍中」と掛け合わせて検索されたワードには、「アルバイト」や「パート」の非正規雇用系の雇用形態に関するワードが多くあった。上期仕事検索ワードの急上昇ランキング5位にも入った上昇検索ワード「清掃スタッフ」(19.1倍)も、「シニア」と掛け合わせて検索される傾向が強かった。
「スキマ時間」「副業OK」キーワードが検索上昇率上位に
「スキマ時間」(15.8倍)「副業OK」(13.3倍)など、自分の使える時間を活かして働きたいというニーズを象徴するキーワードも上位にランクイン。一方で、「髪色髪型自由」(25.2倍)「土日休み」(12.8倍)「シフト自由」(12.5倍)という上昇ワードからもわかるとおり、自分のライフスタイルに合わせた仕事や自由度を求めて仕事を探しているユーザーが増加している傾向も見て取れた。
飲食業界を中心に、対面接客業務へのニーズが復活
2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に分類されたように、世の中がコロナウイルス収束に向かうにつれ、「食堂」(8.7倍)「接客」(7.9倍)のような人と対面で関わるような仕事のニーズが復活してきている。
まとめ
2022年下半期から2023年上半期にかけては、新型コロナウイルス感染症の5類分類移行やインバウンド需要増加にともなう飲食業や観光業の復活と人手不足、また物価高による家計へのインパクトなど、求職者側にとっても採用側にとっても大きな変化があった期間となった。今後の人事計画等の参考にしていただきたい。