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マイナビ転職「正社員の平均初年度年収推移レポート」と「正社員求人件数・応募数推移レポート」2023年4-6月総評発表

2023.07.31

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、「正社員の平均初年度年収推移レポート」と「正社員求人件数・応募数推移レポート」について、2023年4-6月の総評を発表した。

2023年4-6月 全体の傾向

2023年4-6月 全体の傾向

正社員の平均初年度年収は457.7万円。コロナ影響前の2019年平均と比較すると、全体では20.1万円増、未経験者求人は8.1万円増、経験者求人は23.4万円増となった。

求人件数は2019年平均と比べると142.6%で、前年同時期の2022年4-6月平均から15.5ptと大幅に増加。3カ月ごとにみると、2022年10-12月から高止まりしており、引き続き企業の人材獲得競争は激しくなると予想される。

求人の募集比率は、未経験者求人が66.7%、経験者求人が33.3%で、3カ月ごとの推移ではこの1年間未経験者求人割合の増加が続いていたが、2023年4-6月で微減となった。月次で細かく見ると、2023年6月にかけて未経験者求人が減少していることがわかる。

2023年4-6月 業種別の傾向

2023年4-6月 業種別の傾向

正社員の平均初年度年収を業種別にみると、「IT・通信・インターネット」が最も高く516.4万円。2019年平均と比較すると全12業種中すべての業種で増加しており、特に「金融・保険」は45.9万円増と最も増加額が高かった。

前年同時期の2022年4-6月平均と比較すると、全12業種中10業種が増加しており、特に「金融・保険」は23.6万円増で最も増加額が高かった。

求人件数は、2019年平均からすべての業種で増加。最も増加している業種は「公的機関・その他」で200.0%。前年同時期の2022年4-6月平均と比較すると、全12業種中10業種で増加。

業種別でみると、未経験者求人の割合が半数以上となったのは、12業種中11業種。そのうち、未経験者求人割合が高い業種は「運輸・交通・物流・倉庫」で85.7%。一方、未経験者求人が少ない業種は「IT・通信・インターネット(46.8%)」「メーカー(58.6%)」「コンサルティング(61.3%)」だった。

調査概要

調査期間:2023年6月1日~2023年6月30日
調査機関:株式会社マイナビ調べ
集計対象データ:総合転職情報サイト『マイナビ転職』に掲載開始された求人情報、応募数から下記除外対象データを除き集計
※除外対象:雇用形態が正社員以外
※厚生労働省「国民生活基礎調査 所得の分布状況」を元に、所得金額上側1%を本レポートでは外れ値として設定
集計対象エリア:全国47都道府県

まとめ

2023年4-6月は2023年1-3月と比べて、経験者求人を中心に平均初年度年収が増加し、求人件数は高止まりとなり、企業の採用意欲は引き続き高いことが考えられる。今後の参考にしていただきたい。