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「今の会社」「今の仕事」が20年以上あると思う人は半数「新入社員の意識調査(2023年)」

2023.08.22

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、2023年に新卒入社した男女(新入社員)800名を対象に行った「新入社員の意識調査(2023年)」の結果を発表した。

「今の会社」「今の仕事」が20年以上あると思う人は半数にとどまる

「今の会社」「今の仕事」が20年以上あると思う人は半数にとどまる

新入社員に対して、今の会社が何年後まであると思うかを聞いたところ、「20年以上」は49.9%と約半数となり、今の職務内容でも「20年以上」は40.5%となった。特に「IT」「技能工・物流・配送」「経理・事務・企画」などでは「10年以下」が3割を超えた。一方「医療・福祉・教育」では「20年以上」が66.4%と、全体平均よりも25.9pt高い結果となった。

新入社員の約半数が10年以内に退職予定

新入社員の約半数が10年以内に退職予定

新入社員の勤続意向年数は「3年以内」が24.1%、「10年以内」では49.1%となった。男女別に勤続意向年数をみると「3年以内」と答えたのは、男性が18.3%、女性が30.0%となった。10年以内に離職を考えている人に今の会社で働き続けない理由を聞くと、「ライフステージに合わせて働き方を変えたいから」で、男性が20.9%に対し女性が41.6%と約2倍の結果になり、出産など自身の環境変化への対応差が感じられる。

月収が勤続意向年数に影響

月収が勤続意向年数に影響

現在の月収別に勤続意向年数をみると、「月収18万円以下」では「3年以内」が36.7%で最多となった。「月収22万円~24万円台」では「10年以上」が37.1%で最も多く、給与が勤続意向に一定の影響を与えることがうかがえた。

調査概要

マイナビ転職『新入社員の意識調査(2023年)』
調査期間:2023年6月16日(金)~6月18日(日)
調査方法:2023年卒の新入社員を対象にWEB調査を実施
有効回答数:800名(内訳:22歳~23歳の男性400名、女性400名)
※グラフの内訳は端数四捨五入の関係で合計数値と合わない場合がある

まとめ

20年後に「会社が存続しているのか」「どんな仕事をしているのか」想像がつかないというのは、今の世代特有の焦りかもしれない。また調査結果からは「他社でも通用する人材にならなければ」「仕事(収入手段)を失わないためにどうすべきか」という焦りや危機感を覚えることも想像がつく。今後のキャリアを相談できる関係性を築くために、コミュニケーション量を増やし話し掛けやすい雰囲気を作る取り組みが重要ではないだろうか。