リスキリングに対する意欲68.4% 企業側の場の提供や体制の整備が必要か
Webマーケティングスクールを運営する株式会社WEBMARKS(以下、同社)は、20代~50代の男女1098人を対象に「IT・Web系のリスキリングに関する意識調査」を実施した。
プログラミング、AI分野がリスキリングとして人気
同社の調査によると、仕事に役立つスキル習得(リスキリング)に取り組みたい割合は全体で56.8%と半数以上に及んだ。また将来的に取り組みたいと考えている割合も68.4%と、リスキリングに対する意欲の高さが伺える結果だ。
将来的に身につけたいスキルとして「プログラミング(50.5%)」「AI・ChatGPT(37.5%)」「動画編集(35.0%)」の順で人気を集めている。特にプログラミングは世代別で見ても人気を集めている。理由としてはプログラミングスクールの台頭や広告などで認知が広がっていることや「IT・Webスキル=プログラミング」というイメージが定着しているためだという。
※出典元:【リスキリング意識調査】20代の身に付けたいスキルは「Webマーケティング」の回答が「AI・ChatGPT」よりも多い結果に
学び直し、特になにもしない人が大半
経済産業省のリスキリング及び転職意向を国際比較した資料によると、リスキリングを行っていない割合は46%、転職意向は25%(※1)。現状に対し、政府はリスキリングを通じてデジタル人材育成を強化し、現在100万人のところ2026年度までに330万人に拡大することを目標に掲げている(※2)。
企業としても、リスキリングに対して意欲はあるが取り組めていない従業員にどうアプローチしていくかや場の提供が今後必要となりそうだ。
※1出典元:リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業について
※2出典元:「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」の実施についての総合経済対策の重点事項
調査概要
調査概要:「リスキリング」に関する意識調査
調査期間:2023年9月07日(木)〜2023年9月14日(木)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,098人(働いている20〜50代の男女)