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SaaS企業の営業職 半数以上が同年代の平均年収よりも「高い」と回答【昇格スピード・年収に関する実態調査】

2023.11.16

株式会社エムエム総研(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役CEO:萩原張広 以下、「エムエム総研」)が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント『マーキャリNEXT CAREER』は、SaaS企業に勤める20代~30代の営業職を対象に、「SaaS営業職のキャリアアップの魅力」に関する調査を実施した。

調査結果の全容はこちら

調査実施の背景

近年、急成長を遂げているSaaS企業。スキルアップや収入アップを求めて、SaaS企業への転職を考えている方もいるだろう。では、実際にSaaS企業で営業職に就いている人の年収は、同年代の方と比べて高いのだろうか?また、SaaS企業の営業職に従事するなかで、思い描いているキャリアビジョンを実現できると思う方はどのくらいいるのだろうか。

そこで今回、株式会社エムエム総研はSaaS企業の営業職の実態を明らかにすべく調査を実施した。

調査概要

「SaaS営業職のキャリアアップの魅力」に関する調査
調査期間:2023年10月19日(木)~2023年10月20日(金)
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
調査人数:503人
調査対象:調査回答時にSaaS企業の営業職の20代~30代であると回答したモニター
モニター提供元:ゼネラルリサーチ

役職者への調査結果 3年未満に昇格した方は合計81.6%

役職者への調査結果 3年未満に昇格した方は合計81.6%

役職者が昇格までに要した期間について尋ねたところ、『3年以上(18.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『2年未満(16.9%)』『9カ月未満(16.1%)』『1年未満(16.1%)』と続いた。

半数以上が同年代の平均年収よりも自身の年収が高いと感じている

半数以上が同年代の平均年収よりも自身の年収が高いと感じている

自身の現在の年収について、同年代の平均年収と比べて『高い』とした人が50.5%で半数を超えた。また、中途入社での前社との年収の比較では『とても上がった(8.3%)』『やや上がった(51.0%)』となった。

『(とても・やや)上がった』と回答した方に、直近1年で上がった年収額を尋ねたところ、『20万円未満(20.4%)』『20万円~30万円未満(17.5%)』『40万円~50万円未満(17.5%)』と続いた。


現状の中小企業の平均昇給額として経団連の公開しているデータ※1では、2023年の総平均は2.94%。仮に年収が443万円※2として、昇給額の2.94%をそのままあてはめた場合、1年間で年収が13万円ほど上がるという計算になり、20万円以上というのは比較的高水準といえる。

※1経団連「2023年春季労使交渉・中小企業業種別回答状況」
こちら
※2国税庁のデータによる、30代の平均年収443万円をもとに検証
(国税庁:こちら

まとめ

調査の結果から、SaaS企業の営業職は組織状況や成果によってチャンスがつかみやすいこと、給与面に関しては比較的高水準と感じている方が多い事が明らかになった。株式会社富士キメラ総研の調査によると、日本のSaaS市場規模については、2023年度見込で1034億、2027年度予測は1650億と今後さらなる成長が予測されている。引き続き注目の業界と言えるだろう。

参照:株式会社富士キメラ総研『ソフトウェアビジネス新市場 2023年版』