掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

【男性の家事・育児実態調査】約8割のパパが家事・育児分担に満足している一方でママの半数以上は不満

2023.11.22

東京都は都内在住の男女5,000名を対象に、令和5年度男性の家事・育児実態調査を実施した。

調査結果詳細

パパ・ママのホンネと不満

パパ・ママのホンネと不満

■約8割のパパが家事・育児分担に満足していると回答した一方で、半数以上のママは不満
■配偶者に対する不満では、約半数のパパが「特に不満はない」と回答。ママは「自分が言わないとしてくれない」という不満が第1位。パパに悪気はなくても、“ママがやるのが当たり前”な状況

不満はどこから?見えない負担

不満はどこから?見えない負担

■家事・育児について、「自分と相手はどのくらいやっているか」を聞いてみると自分の時間は多く見積もり、相手の時間は少なく見積もる傾向に。パートナーの家事・育児実態をしっかり把握できていない結果が明らかに
■「名もなき家事」の分担状況について、パパは「自分がやっている」「夫婦で分担している」という回答も多い中、ママは圧倒的に自分がやっていると回答し、男女の認識に大きなズレ

“男性育業”賛成派は9割以上

“男性育業”賛成派は9割以上

■0歳児パパの育業取得率は58%。ここ数年で男性の育業が当たり前になりつつある
■職場の男性が育業することについては、「賛成」「やや賛成」を合わせると90%以上が肯定的

「定時帰り」は仕事も育児も“デキる人”

「定時帰り」は仕事も育児も“デキる人”

■約7割の人が「早く帰れるなら帰った方がいい」と回答し、「仕事ができる人」という意見も2割超
■残業をしている人に対しては、頑張っていることを労いつつも「仕事が遅い人だと思う」「残業代を稼ぎたい人だと思う」といったネガティブな意見も

家事・育児分担 夫婦の満足度を上げるヒケツ

家事・育児分担 夫婦の満足度を上げるヒケツ

■夫婦間の家事・育児分担の満足度を上げるには、パパ・ママともに「話し合って協力する」「感謝の気持ちを伝え合う」ことが重要だと回答。しかし、「夫婦で十分なコミュニケーションが取れている」と感じている人は半数にとどまる結果に

調査概要

調査目的:未就学児の子を持つ夫婦等の家事・育児分担に関する実態や男性の家事・育児状況について調査し、今後の施策の参考とする。
調査対象:都内在住の5,000名(男女各2,500名)
・対象1 子育て世代…未就学児を持つ男女4,000名(男女各2,000名)
・対象2 全世代………18歳~69歳の男女1,000名(男女各500名)
調査方法:インターネット方式
調査期間:令和5年7月31日(月)~8月21日(月)

まとめ

男性の家事・育児の実態について、一般社団法人日本経済団体連合会でもアンケートを実施しており、2022年4月に個別周知・意向確認が義務化されたことや、同年10月より、産後パパ育休が創設されるとともに、育児休業の分割取得が可能となったことなどを背景に、男性の育児休業取得率は2022年に大きく上昇したことを明らかにしている。同調査報告書では男性の家事・育児を促進する取り組みとその効果などについてもまとめている。参考にしていただきたい。

参考:一般社団法人日本経済団体連合会「男性の家事・育児」に関するアンケート調査結果(2023年6月5日)