「ゆるブラック企業からの転職」肯定派は76％で若手層ほど肯定的な結果に

エン・ジャパン株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：鈴木孝二）は、運営する総合求人サイト『エン転職』上でユーザーを対象に「ブラック企業・ゆるブラック企業」についてアンケートを実施した。

「ゆるブラック企業からの転職」に肯定76％

本調査では、仕事は楽だが成長できず収入も上がらないような企業を指す「ゆるブラック企業」という言葉について、43％が「知っている」と回答。

「”ゆるブラック企業だから”という理由での転職を、あなたはどう思いますか？」との質問には76％が「同意できる（同意できる：39％、どちらかと言えば同意できる：37％）」と回答した。年代別で見ると「同意できる」の割合は年代が低いほうが高い（20代：81％、30代：78％、40代以上：74％）。

「現職をブラック企業だと思う」32％

「あなたが勤めている企業は、ブラック・ゆるブラック・ホワイトのいずれに当てはまると思いますか？」との設問では「ブラック企業」は32％「ゆるブラック企業」は27％「ホワイト企業」は13％の回答内訳となっている。業種別でブラック企業の回答割合が最も高かったのは「サービス」（37％）で、ゆるブラック企業は「インフラ」（32％）、ホワイト企業は「IT・通信・インターネット」（24％）となった。

現職をブラック・ゆるブラックだと思う理由

現職の印象を「ブラック企業」と回答した理由のトップは「仕事に見合わない低賃金だから」（61％）で「ゆるブラック企業」と回答した理由は「労働時間が適切だが、仕事で成長できないから」（57％）がトップになった。なお「ホワイト企業」と回答した理由のトップは「有給休暇が取得しやすい・休みが多いから」（65％）となっている。

「転職活動で企業の評判を気にする」74％

「転職活動の企業選びの際、”ブラック・ゆるブラック・ホワイト”など企業の情報や評判を気にしますか？」との質問には、74％が「気にする」と回答。年代別では、20代が82％で最多（30代：78％、40代以上：69％）。評判を気にする人の情報や評判の探し方として最も多いのは「会社クチコミサイトを見る」（85％）となった。また、転職活動の企業選びの際に気にする条件の最多は「労働時間・休日数が適切か」（80％）となっている。

調査概要

調査方法：インターネットによるアンケート
調査対象：『エン転職』を利用するユーザー
調査期間：2023年10月31日～11月27日
有効回答数：5773名

まとめ

現職への印象について「ホワイト企業」とした人はわずか13%。半数以上が「ブラック企業」もしくは「ゆるブラック企業」と感じていることが判明。また、若手世代は企業の評判をより重視していることも明らかとなった。人材確保の上でも働きがいが得られる環境整備は多くの企業の課題と言えそうだ。オフィスのミカタでは働き続けたい組織と人づくりに関する専門家コラムを掲載している。併せて参考にしていただきたい。

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