就活生が考えるホワイト企業の特徴は「福利厚生」「休日数」「残業時間」4割以上がホワイト企業認定を意識
新卒大学生向けの就活情報サイト「就活の教科書」を運営する、株式会社Synergy Career(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:岡本恵典)は、公式LINEの登録者を対象に、24卒から26卒のホワイト企業の認識に関するアンケート調査を実施した。
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調査実施の背景
同社は、世代によって重視する価値観や考え方が変化するように、ホワイト企業の基準も変化すると考えた。そこで、ホワイト企業に関する世代間の認識の違いを明確にし、企業が目指すべき方向性を定めたいと考え、調査を実施。「ホワイト企業認定」や「ホワイト企業アワード」は就活生にどの程度認知されているのか、企業の評価・口コミサイトはどの程度信用しているのかなどを調査した。
調査概要
調査対象:「就活の教科書」公式LINEの登録者
調査期間:2023年12月26日~2024年1月7日
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
有効回答数:111
就活生が考えるホワイト企業の特徴と就活中の意識
同社の調査によれば、就活生がホワイト企業だと思う特徴として「福利厚生が充実している」(75.7%)「年間休日数が多い」(62.2%)「残業時間が少ない」(61.3%)が上位に並んだ。そのほか「研修制度が整っている」「新人に対する理不尽なルールがない」「ハラスメント対策が徹底している」も多数挙げられ、ストレスがかからない環境下で失敗しないように働きたいという考えがあるようだ。
また、就活中にホワイト企業を「かなり意識した」(22.5%)「意識した」(53.2%)と回答し、4人に3人が意識していることも明らかになった。さらに、ホワイト企業認定/アワードについては「かなり意識した」(14.4%)「意識した」(28.8%)となっており、約4割が意識していることがわかった。
就活生がホワイト企業だと思う基準
就活生がホワイト企業だと思う残業時間で最も多かったのは「20時間以内」(41.1%)で、平均は「21.3時間」となっている。40時間以上の残業時間をホワイト企業と認識する人は少ないことがわかった。
ホワイト企業だと思う年収で最も多かったのは「400万円以上」(25.2%)「500万円以上」(25.2%)で、平均は「533万円」となった。国税庁が令和5年9月に発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、令和4年の平均給与は458万円で、平均よりも高い年収をホワイト企業だと認識する人が多いようだ。
参照:国税庁令和4年分 民間給与実態統計調査 調査結果報告
ホワイト企業を探す手段
同社は、就活生がホワイト企業を探す手段として多いのは「ナビサイト」(50.5%)「就活イベント」(37.8%)「合同説明会」(33.3%)であると報告。また、ホワイト企業かどうかを見極めるための手段として多いのは「「評判・口コミサイト」(82.9%)「ホワイト企業認定/アワード」(44.1%)「OB訪問・会社見学」(42.3%)であることも明らかにした。圧倒的に「評判・口コミサイト」が支持を得ているものの、実際に自分の目で見聞きするOB訪問や厚労省のホワイト企業認定/アワードなど、信ぴょう性の高い手段と併用しているケースが多数見られたという。
まとめ
多くの就活生がホワイト企業を意識した求人探しをしていることが明らかになった。
企業のホワイト化を総合的に評価する民間認定制度「ホワイト企業認定」では、株式会社ニトリやChatwork株式会社などが400以上の企業が取得しているという。また、認定取得でリクルート効果や企業のPRにもつながったようだ。人事担当者は採用活動を進める上で参考にしてみてはいかがだろうか。
参考:ホワイト企業認定公式サイト











