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Z世代のキャリア観に関する意識調査「バリバリ働きたい」若者は約半数

2024.03.01

株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石川あゆみ)が運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.(読み:シブヤイチマルキュウラボ)』が、15~24歳のZ世代を対象に、外部調査パネルによるWEB調査とSHIBUYA109 lab.独自ネットワークによるインタビューから「Z世代のキャリア観に関する意識調査」を行った。調査結果の概要について紹介する。
※本リリースに記載の会社名、製品名、サービス名等は、それぞれ各社の商標または登録商標

調査結果詳細はこちら

約8割が「市場価値をあげる」働き方を希望

約8割が「市場価値をあげる」働き方を希望

本調査ではZ世代のキャリア観について、2024年と2025年に大学卒業予定の大学4年生および3年生を対象に調査(2024年1月時点)。

まず、仕事と成長に関する質問では「自分の市場価値をあげたい」と考えているZ世代が75.1%(男性71.5%、女性77.5%)となっている。一方で「自分のペースで成長したい」という回答は80.1%(男性74.5%、女性83.8%)となり「誰よりも早く成長したい」という回答の49.1%(男性54.1%、女性45.9%)と大きな差が生まれている。

さらに「『バリバリ』働いていきたい」と回答したのは49.1%(男性50.0%、女性48.5%)。同社は「バリバリ」のイメージを尋ねた結果「平均以上の年収を得る(48.4%)」「自分の稼ぎで生活ができる(46.0%)」「自分の稼ぎで好きなものが買える・好きなことができる(43.7%)」が上位に並んだことから、Z世代の「バリバリ働く」とは「自立した生活をする経済力を得るための働き方」だというイメージがあると考察している。

約9割がワークライフバランスを重視

約9割がワークライフバランスを重視

次に同社は、働く環境について調査。「企業選びの際に注目している内容」については「福利厚生の内容(55.3%)」が最多で「SNSで触れている就活の情報で、参考にしている情報」についても「福利厚生」が39.7%で最多となったことから、同社はZ世代が働く環境に求めるものとして福利厚生が重視されていると推察した。

また「『ゆるい職場』に魅力を感じる」と回答したのは60.1% (男性54.7%、女性63.5%)になっており、同社は実際にZ世代が抱く「ゆるい職場のイメージ」を尋ねている。回答は「髪色や服装などの身だしなみの規定が少ない・ない(53.9%)」「規則が少ない(50.5%)」「ノルマが課せられない・達成しやすい(50.0%)」「大きな責任を負わない(48.4%)」「上下関係が厳しそうでない(46.1%)」が上位に並び、責任や成績が求められない環境だけではなく、労働規則が自由であることも重視されていることが明らかとなった。

快適な職場として求める要素としては「休みがとりやすい・多い(62.6%)」「残業時間が少ない(57.8%)」「優しい人が多そう(54.6%)」が上位に挙げられている。

さらに「ワークライフバランスを大事にしたい」との回答が87.9%(男性82.5%、女性91.4%)で「給料と労働時間が見合っているかできる限り確認している」が71.0%(男性67.4%、女性73.3%)となり、プライベートと仕事の両立ができるかどうかを企業選びで重要視していることがわかる。

Z世代が求める入社後のキャリア「マネジメントに興味あり」は約半数

Z世代が求める入社後のキャリア「マネジメントに興味あり」は約半数

同社は最後に、入社後の働き方についてまとめている。

「あなたは入社後、どのように活躍したいですか」との質問には「周囲の人に頼りにしてもらえる(42.9%)」「一緒に働いている人や同じチームの人に認められる(41.6%)」などの回答が多くなり、関わる仕事の規模の大きさや成果よりも、周りからの承認を重視していることがうかがえる。

新卒で就きたい職種では、「営業(16.7%)」「企画・マーケティング(14.8%)」「ITエンジニア(13.7%)」が上位。将来就きたい職種では「企画・マーケティング(20.1%)」「事務・管理(16.4%)」「経営戦略・事業開発(11.9%)」が人気であることがわかった。

また、50.9%が「希望の部署や業務に携われない場合は転職も考えている」と回答しているほか「将来的には『マネジメント』や『管理職』にも興味がある(53.5%)」「リスキリング支援が充実している企業が良い(64.4%)」などの回答もみられた。

アンケート調査概要

①WEB調査
調査期間:2024年1月
調査パネル:外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチプラットフォーム利用の調査)
居住地:一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)
性別:男女
年齢:20~24歳
対象:大学3~4年生
回答者数:438名(大学3年生200名:大学4年生238名/男性172名:女性226名)
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合がある。
※一般企業に進む可能性が高い方、もしくは教員志望でも一般企業の選考を受けたことがある方のみ

②SHIBUYA109 lab.による定性調査
デプスインタビュー
対象者条件:大学生 男子4名、女子4名 合計8名
・その他過去定性調査をもとに考察

まとめ

SHIBUYA109 lab.所長の長田麻衣氏は、本調査結果から、若者が一定の成長意欲を持っている実態が見られるとし「人手不足が深刻化しているなか、貴重な働き手である若者の就業意識に関する注目が高まっていますが、無闇な過保護体制ではなく、成長の見える化や、個々のペースに合わせた成長支援など、若手の成長支援と向き合う姿勢やプロセスの見直しが必要です」と提言した。

株式会社学情が24年4月入社予定の新社会人を対象に行った調査では、入社後のキャリアについて「自身の希望に応じて選択したい」との回答が9割となったことが明らかにされている。

本調査では自身の希望とそぐわない配置や業務となれば、転職を検討するという声も約半数から挙げられている。人材戦略のひとつとして、若手社員がどのようなキャリアを描いているかを知り、個々に合わせたキャリア支援を行える体制を整えていくことも重要だろう。

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