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リモートワーク中にさぼった経験「ある」約8割に「さぼりやすい」と考える人が8割超

2024.03.07

業務管理システム『BizLib』を提供する株式会社SMB(所在地:愛知県知多郡、代表取締役社長:廣瀬修)は、リモートワーク経験のある従業員を対象に「リモートワークの実態」に関する調査を実施した。ここでは調査結果の概要をお伝えする。

調査実施の背景

同社は、近年、ワークライフバランスが重視されるようになっていることから、リモートワークを導入している企業も多いと想定。通勤時間の削減や家事育児の両立がしやすいといった従業員のメリットだけでなく、企業側にもコスト削減や人材の確保がしやすいといったメリットがある反面、出社して仕事をしているときと異なる環境において、さぼってしまう人もいるのではと推察した。

そこで同社は、リモートワークをしたことがある方の中で、どのくらいの方がさぼった経験があるのか、さぼってしまう要因とは何なのかを探るべく、リモートワーク経験のある従業員を対象に「リモートワークの実態」に関する調査を実施した。

調査概要

調査期間:2024年2月7日~2024年2月8日
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「PRIZMA」によるインターネット調査
調査人数:1004人
調査対象:調査回答時にリモートワーク経験のある従業員であると回答したモニター
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
調査元:株式会社SMB

リモートワーク中「さぼった経験がある」約8割

リモートワーク中「さぼった経験がある」約8割

同社はまずはじめに「リモートワーク中にさぼってしまったことはありますか?」と質問。『何回かある(72.7%)』『一回だけある(6.6%)』『一回もない(20.7%)』と、約8割がリモートワーク中にさぼってしまった経験があることが明らかになった。

「どのようなことをしてさぼっていましたか?(複数回答可)」との設問では『スマホをいじる(77.3%)』『テレビを見る(41.0%)』『ネットサーフィン(40.8%)』が上位回答となっている。

また、さぼっていた時間については『30分以上1時間未満(28.5%)』が最も多く、次いで『15分以上30分未満(24.8%)』『1時間以上2時間未満(19.1%)』と続いた。同社によると、4時間以上と回答した方も一定数いるようだ。

リモートワークは「さぼりやすい」8割超

リモートワークは「さぼりやすい」8割超

同社は「リモートワークはさぼりやすいと思いますか?」と質問した結果『とてもそう思う(38.8%)』『ややそう思う(46.6%)』『あまりそう思わない(12.8%)』『まったくそう思わない(1.8%)』という回答になったことを明らかにした。

さぼりやすい、さぼってしまう要因としては『上司や周囲の目がない(65.2%)』『仕事とプライベートのメリハリがつかない(50.9%)』『進捗状況を逐一報告しなくていい(32.0%)』が上位になったという。

続いて同社は「リモートワークのモチベーションを維持するために意識していることはありますか?」と質問し、約半数が『ある(51.1%)』と回答したと報告している。

約6割が出社時よりも仕事がはかどらないと感じている

約6割が出社時よりも仕事がはかどらないと感じている

また「リモートワーク時は、出社時よりも仕事がはかどっていないと思いますか?」との質問では『とてもそう思う(18.7%)』『ややそう思う(38.2%)』と、合わせて約6割がリモートワーク時は出社時よりも仕事がはかどらないと回答したことも明らかに。

同社は「リモートワーク効率化の為に、タスク管理や上司が業務内容を把握できる機能のあるツールの使用は効果的だと感じますか?」と質問した結果『とてもそう思う(16.6%)』『ややそう思う(48.2%)』と続いたことから、ツールの活用により職場に近い環境を整備することが、仕事を効率よく進めるために効果的であると推察した。

まとめ

リモートワークには従業員・企業のどちらにもメリットがある反面、さぼりやすい、仕事がはかどらないと感じる人が多くいることが明らかになった。実際にさぼってしまったという人も約8割となっており、今後もリモートワークを継続する企業にとっては大きな課題とも言えそうだ。

多様な働き方を実現していく上で、リモートワークを導入・継続する企業も少なくないだろう。本調査では、タスク管理や上司が業務内容を把握できる機能のあるツールの使用がリモートワーク効率化に効果的だと考える人が6割超となっている。場所を問わず仕事に集中できる環境を整備するためには、ツールの活用について検討する必要があるのではないだろうか。