AI・DXスキルは「必須」習得できる企業・仕事に魅力を感じる人が7割【25卒生対象アンケート】
株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「AI・DXスキルの習得」についてインターネットアンケートを実施した。「ChatGPT」などの生成AIが注目を集める中、同社はAI活用やDX推進により、働き方や仕事において求められる能力・スキルも変化していくと想定。デジタル活用に長けていると言われる学生は、AI活用やDX推進に関するスキルをどのように捉えているか調査した。
「AI・DXスキルを習得したい」8割超
同社によると、AI活用、DX推進により新たに必要になるスキルについて「習得したい」と回答した学生は48.3%に上った。「どちらかと言えば習得したい」34.3%を合わせると、8割以上の学生が「AI・DXスキルの習得」を希望していることがわかる。
学生らからは「必須スキルだと思う」「AI活用やDXを通じて、何を実現するか考えられる人材になりたい」「AI活用やDX推進の人材は不足しているので、スキルを習得すれば、市場価値を高められると思う」などの声が寄せられたという。
AIやDXのスキルは必要不可欠
また、AI活用、DX推進に必要な能力やスキルが習得できる企業・仕事について「魅力を感じる(35.9%)「どちらかと言えば魅力を感じる(35.9%)」と、7割以上の学生が「AI・DXスキル」を習得できる企業・仕事に魅力を感じていることが明らかになった。
学生らは「AIに仕事を奪われるのではなく、AIを活用できる人材になりたい」「AI活用やDX推進に積極的な企業は、今後成長していくと思う」「文系でも、AIに関する知識・スキルは必須だと思う」「AIやDXのスキルは、得意か苦手かではなく必要不可欠だと思う」などの考えを示した。
調査概要
調査期間:2024年2月8日~2024年2月26日
調査機関:株式会社学情
調査対象:あさがくナビ2025へのサイト来訪者
有効回答数:501件
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:株式会社学情
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある
まとめ
学生らはAI・DXスキルを必須のものと考えており、習得できる企業・仕事に多くが魅力を感じていることが明らかになった。
経済産業省によると、デジタル競争力ランキング2022で日本は63カ国中29位と低迷。中でも「人材/デジタル・技術スキル」は62位で、全体の順位を引き下げている。米国(43%)の2倍近くとなる76%がDX人材不足を実感しながらも、社員の学び直しを全社的に実施できている企業はわずか7.9%だという。これは米国(37.4%)の5分の1程度の数字だ。
AI活用やDX推進は今後さらに進んでいくだろう。デジタル活用に長けていると考えられる若い世代を中心に、デジタル推進人材の育成に注力することは、今の企業には必須の取り組みとも考えられる。今後の採用・育成計画等の参考にしていただきたい。
参照:デジタル人材育成プラットフォームの取組状況について(経済産業省)