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人事は本音を話してくれないと感じる人が4人に1人「本音を聞きたい」が9割超

2024.04.05

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、インターネットアンケートを実施。今回は「人事担当者とのコミュニケーション」について調査した。ここでは調査結果の概要をお伝えする。

調査実施の背景

現在就職活動をしている世代にあたる「Z世代」は、広告や宣伝よりも口コミやSNSなどよりリアルな情報を重視すると言われている。同社は、良い面にスポットを当てたコミュニケーションよりも、リアルな感想や第三者の評価を参考にする傾向があると考えた。そこで就職活動において、Z世代が重視するリアルな声(本音)を聞くことができているかアンケートを実施した。

約4割が人事担当者が「本音で話してくれていると思う」と回答

約4割が人事担当者が「本音で話してくれていると思う」と回答

本調査によると、採用において、人事担当者が「本音で話してくれていると感じる」と回答した学生は13.1%に。「どちらかと言えば本音で話してくれていると感じる(25.0%)」を合わせると、約4割の学生が「本音で話してくれていると感じる」と回答していることになる。

一方「本音で話してくれていないと感じる」「どちらかと言えば本音で話してくれていないと感じる」と回答した学生も3割に。同社によると「会社の顔として採用担当をしているので、良い面にフォーカスして話すのは仕方ないと思う」「ある程度、建前でのコミュニケーションになるのは当たり前のことだと思う」「ふとした時に本音を聞けると、人としての魅力を感じる」「本音で話そうと思ってもらえるように、自身の本音を伝えるようにしている」といった声が寄せられているという。

人事担当者や現場の社員の「本音を聞きたい」9割超に

人事担当者や現場の社員の「本音を聞きたい」9割超に

本調査では、人事担当者や現場の社員の「本音を聞きたい」と回答した学生が73.3%に上った。「どちらかと言えば本音を聞きたい(18.2%)」を合わせると、9割以上の学生が「本音を聞きたい」としていることがわかる。

同社によると、本項目では「Webに掲載されている情報や説明会で話している内容は、PR要素が強いと思う」「人事担当者の個人的な思いや考えも聞きたい」「良い面だけでなく課題も教えてくれると、より企業のために頑張りたいと思える」「面接のフィードバックなどで、ハッキリと改善点を伝えてくれる大人は尊敬できる」といった声が挙げられた。

調査概要

調査期間:2024年3月7日~2024年3月18日
調査機関:株式会社学情
調査対象:「あさがくナビ2025」へのサイト来訪者
有効回答数:677件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある
出典元:4人に1人が「人事担当者は本音で話してくれていないと感じる」と回答。「良いところだけでなく、伸ばしていくべき点も話してくれる人事担当者は信頼できる」の声/2024 年卒対象アンケート(株式会社学情)

まとめ

人事担当者が本音で話せないことは仕方ないと感じる人もいる一方で「本音で話してほしい」と考える人は9割を超えている。本音を話す担当者には好印象を抱く人も多いようだ。人事担当者は若手世代との対話でできる限り本音を打ち明ける工夫をすることで、若手社員からの信頼につながるのではないだろうか。