社内研修に約5割の企業が「eラーニングシステム」を利用【社内研修のIT化 利用ツールに関するアンケート】
株式会社デージーネット(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:恒川裕康)は、同社は2024年2月に実施した『研修のIT化』に関するアンケートで、7割の企業が研修のIT化に取り組んでいる現状を明らかにしていた。そこで、2024年4月24日~26日に東京ビッグサイトで開催されたJapan IT Week 春にて『社内研修のIT化 利用ツール』に関するアンケートを実施。どのツールをつかってIT化しているのか、ツールの利用状況や研修IT化の取り組み状況について調査した。
調査概要
調査期間 :2024年4月24日~2024年4月26日
調査方法 :Japan IT Week 春での会場調査
調査対象 :同社ブースへ訪れた企業担当者
実施数 :144名
有効回答率:98.6%
有効回答数:142名
出典元:『社内研修のIT化 利用ツール』に関するアンケートの統計結果を公表 〜『eラーニングシステム』を利用している企業は47.8%〜(株式会社デージーネット)
約半数が社内研修に「eラーニング」利用 現在の課題は?
本調査の結果、社内研修に利用しているシステムには「eラーニングシステム(47.8%)」「ウェビナー/Web会議システム(27.2%)」が多く挙げられた。一方で「システムを利用していない(26.5%)」という企業も。
システムを利用していない理由は「システム導入のコストが高い(35.6%)」「ITリテラシー不足(34.2%)」「IT化予算の不足(15.1%)」「受講環境が整っていない(15.1%)」などであった。
また、利用システムの課題に挙げられたのは「教材の作成が手間(47.4%)」「画面の操作性が悪い(42.3%)」「動画が保管できない(37.1%)」などが多かった。
本調査では今後利用したいと思うシステムについても質問。最も多かったのは「eラーニングシステム(37.9%)」で、次いで「動画配信/管理システム(33.3%)」が続いている。
まとめ
本調査では、社内研修へのシステムの利用において最も障壁となっているのは「コスト」であることがわかった。現在システムを利用している企業では「教材作成の手間」や「操作性」などが多く挙げられており、同社は利用していない理由の第2位となった「ITリテラシー不足」と共通する面があると考察。低コストで導入でき、講師・受講者ともに利用しやすいシステムが望まれているとまとめた。
多くの企業で導入されていることがわかったeラーニングは、インターネットを利用していつでもどこからでも研修が受けられるため、スケジュールや場所の調整が不要で、担当者の業務負担が大きく軽減される。既存コンテンツを活用すれば、教材作成の負担もないだろう。今後の活用を改めて検討してみてはいかがだろうか。