森永製菓が実証実験 常温水飲用時と氷菓喫食時で深部温度の変化を比較
森永製菓株式会社(所在地:東京都港区芝浦、代表取締役社長:太田栄二郎)は、暑さ対策の為のクールダウンに、同社商品の「アイスボックス」を食べることが有効であるか検証。2024年4月に常温水と氷菓(アイスボックス)を喫食した場合の深部温度の変化を比較する実証実験を実施した。また、外気温が高い中で作業を行う大和ハウス工業株式会社の建設現場で「アイスボックス」100個を無償で提供した。
氷菓喫食がクールダウンに効果的
同社は、暑さ対策には「水分補給」と「塩分補給」に加えて「クールダウン」することも重要であるとして、今回の実証実験を実施。一般的に氷は水と比較し、体から奪う熱量が4倍であると言われているという。今回の「アイスボックスを使用した深部温度の実証実験」で同社は、サウナ入浴後に常温水を飲んだ場合と氷菓を喫食した場合の深部温度の変化を比較した結果、0.36℃差が生じたことを報告した。
同社によると、日常生活にもクールダウンを取り入れることで補給した水分や塩分を効率的に吸収することができるという。同社は「アイスボックス」について、クールダウンできるだけでなく、ハイポトニック品質(※)であるとともに、ナトリウム・ビタミンC・クエン酸を含んでいることから、夏におすすめの商品だと紹介している。
※ハイポトニック品質とは:糖質やナトリウムなどの濃度が低めで、汗をかいて、体内の水分量が減ってしまった状態でも速く吸収される
同社の実証実験を受けて、イシハラクリニック副院長の石原新菜医師は「暑さによる不快感を解消して快適に過ごすために、水分補給・塩分補給だけでなく「クールダウン」の3つを取り入れることが重要です」と解説し、深部体温や体感温度を下げることへの積極的な取り組みを促している。
また同社は今回、大和ハウス工業株式会社の建設現場にアイスボックスを100個贈呈。気温上昇という社会問題に対して、商品を通じてクールダウンの大切さを伝えることで、あらゆる世代のウェルネスライフをサポートするとした。
まとめ
暑さへの対策は、不快感による業務への影響を防ぐだけでなく、従業員の健康を守るためにも欠かせない重要な取り組みである。熱中症を引き起こせば、最悪の場合は死に至ることも。熱中症は屋外だけでなく、室内で何もしていない時にも発症する可能性がある。正しい知識の周知と十分な対策が必要だろう。
厚生労働省の特設サイトでは、熱中症予防のための情報や資料がまとめられている。職場でどのように対策しているか、従業員にどのような情報を周知するべきか、参考にしていただきたい。
熱中症を防ぐために知っておきたいこと 熱中症予防のための情報・資料サイト(厚生労働省)














