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直近1年以内にハラスメントを受けた人は3人に1人 最も多いのは「パワハラ」

2024.06.07

HiClub株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:古谷由宇)が提供する、やさしいSNS 「GRAVITY(グラビティ)」は、「職場のハラスメント問題」に関するアンケート調査を実施。様々なハラスメントが話題になることが増え、ハラスメントに対しての意識が高まる中、職場でのハラスメント問題の実態を明らかにした。

調査概要

調査方法:アプリ『GRAVITY」内でのアンケート調査
調査期間:2025年5月17日~5月20日
調査対象:20歳~39歳、男女
有効回答数:369名
出典元:GRAVITY(HiClub株式会社)

3人に1人がハラスメントを受けている 最多は「パワハラ」

3人に1人がハラスメントを受けている 最多は「パワハラ」

本調査によると「直近1年以内に、職場でハラスメントを何回受けましたか」という質問に対して「受けていない」と回答した人が67.2%と最も多く、次いで「1〜5回(17.6%)」「11回以上(11.1%)」「6〜10回(4.1%)」と続いている。

その内容としては「パワーハラスメント(40.3%)」「セクシュアルハラスメント(15.5%)」「モラルハラスメント(15.5%)」「マタニティハラスメント(14.0%)」が上位に並んだ。

また本調査では、上記のハラスメントをされた相手について「パワーハラスメント」「セクシュアルハラスメント」は男性から「モラルハラスメント」「マタニティハラスメント」は女性から受けたという回答が多い傾向にあったという。

ハラスメントについて職場への報告・相談「していない」が6割

ハラスメントについて職場への報告・相談「していない」が6割

「ハラスメントの悩みをどこで相談していますか」との質問には「相談しなかった(31.6%)」が最多回答に。次いで「人事など職場の人」が26.2%、家族や友人への相談割合は10%を下回っている。

また、職場へ報告・相談を「していない」という回答が61.7%と、半数以上が問題が発生した職場へは言わずにいることが明らかになった。さらに、職場へ報告・相談した後に職場の対応が「ない」という回答は81.1%と非常に高い。

本調査では「注意勧告していたが効果はあまりない」「『あなたも悪かったのではないか』と同性の人事担当に責められた」「上司本人に相談内容をそのまま伝えられたため関係は悪化した」など、不適切な対応をとられたとの声も寄せられたようだ。

まとめ

約3割の人が職場でのハラスメントを経験しており、中でも「パワーハラスメント」が多いという実態が明らかになった。また、職場に報告・相談をしていない人が6割を超え、相談しても約8割は対応を受けられていないことも判明している。

ハラスメント防止のために必要な措置を講じることは企業の義務だ。表面的な取り組みとならないよう、定期的な見直しを行っていくといいだろう。オフィスのミカタでは押さえておきたいハラスメント対策について、弁護士による解説記事を掲載している。参考にしていただきたい。

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