掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

通勤時の熱中症対策、危機感持たない人は半数以上に 第一三共ヘルスケア調査

2024.06.12

第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、全国20~60代男女を対象に「通勤時の熱中症対策に関する意識調査」を実施した。調査結果の概要について紹介する。

調査概要

調査名称:第一三共ヘルスケア「通勤時の熱中症対策に関する意識調査」
実施時期:2024年5月7日~8日
調査対象:全国20~60代の男女632人(性年代別均等割付)
調査方法:インターネット調査
調査委託先:株式会社ジャストシステム
出典元:通勤時の熱中症対策に関する意識調査(第一三共ヘルスケア株式会社)
※図の構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合がある

通勤に感じる不快感がパフォーマンスに悪影響を及ぼす実態

通勤に感じる不快感がパフォーマンスに悪影響を及ぼす実態

本調査では、リモートワーク可能な人においても、コロナ禍の2020~2023年と比較して約4割(42.5%)で出社頻度が増加していることが明らかになっている。また、出社頻度が増えた人のうち72.1%が「ストレスを感じるようになった」と回答したという。

続いて本調査は、夏場の通勤時に寒暖差を不快に感じた経験と仕事のパフォーマンスへの影響について質問。不快に感じた経験がある人のうち44.0%が、仕事のパフォーマンスが60%未満に低下したと回答したことを報告している。

また、自分が熱中症になる危険性については54.4%が「感じていない」と回答しており、熱中症への意識の低さがうかがえる。さらに、通勤時に熱中症になった(またはなりそうになった)自覚がある人の症状としては「不快だと感じる (44.1%)」「集中力低下などの支障をきたす(42.8%)」と、比較的軽度な症状レベルの人が多いこともわかった。

同社は「比較的自覚しにくく、対策を怠ってしまうような症状レベルであることから、軽症であるとしても熱中症の一歩手前になるリスクがあることを自覚し、重症化させないための正しい対策を身につける必要がある」と提言した。

まとめ

本調査からは、夏場の通勤時に感じる不快感によって、仕事のパフォーマンスに悪影響が及んでいる実態が明らかになった。出社頻度が増加傾向にあるとの調査結果も出ており、従業員の熱中症対策により一層の注意が必要そうだ。

同社が運営するウェブメディア「くすりと健康の情報局」では、今の時代に合わせた熱中症対策について紹介している。社内で情報共有するなどして、熱中症対策への意識を高めてみてはいかがだろうか。

もはや災害レベルの熱中症には、暑熱順化とリスクを下げる正しい知識が必須に“地球沸騰化”時代の、新・熱中症対策(くすりと健康の情報局/第一三共ヘルスケア)