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職場でのおみやげ「配る」が8割も約3割は否定的な考え「自分も買わないといけなくなるから」

2024.06.21

株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、働く女性640名を対象に「おみやげ」についてアンケートを実施した。調査結果の概要についてお伝えする。

調査概要

調査内容:第90回「職場でおみやげ配ってる?」 / データで知る「女性と仕事」
調査期間:2024年5月17日~5月26日
有効回答数:640名
調査対象:女の転職type会員
調査方法: Web上でのアンケート
出典元:第90回 職場でおみやげ配ってる?職場でのおみやげ事情について聞いてみました。(株式会社キャリアデザインセンター)
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合がある
※本調査は「女性」と性自認している方を対象に調査を実施

職場でのおみやげ 約8割「配る」 一人当たり100〜199円台が最多

職場でのおみやげ 約8割「配る」 一人当たり100〜199円台が最多

本調査ではまず、プライベートで行楽や帰省をした場合に職場でおみやげを配る文化があるか質問。その結果、「一部の人がおみやげを配る(51.3%)」「大多数の人がおみやげを配る(36.3%)」と、合わせて87.6%の人の職場でおみやげを配る文化があると回答している。

続いて自分自身は職場でおみやげを配るかどうかとの質問には「気が向いた時だけ配る(49.8%)」「ほぼ毎回配る(32.8%)」と「配る」派が82.6%に。ほとんどの人が職場全体の文化と同様、自分自身でもおみやげを配っていることが明らかになった。

なお、配る相手一人当たりの単価は「100〜199円(41.8%)」が最多となっている。

お礼やコミュニケーションのほかデメリットからの理由も

お礼やコミュニケーションのほかデメリットからの理由も

職場の人におみやげを配る理由については「日ごろお世話になっているお礼(53.1%)」「お休みをいただいたお礼(44.8%)」「コミュニケーションのひとつ(43.1%)」など、職場での人間関係を円滑にするためのツールとして活用している人が多いようだ。

一方で「もらうからお返しとして(42.7%)」「マナーとして(25.9%)」「自分だけ買わないわけにはいかないから(13.6%)」など「あげないことによるデメリット」が動機とみられる回答も一定数寄せられている。

職場でおみやげを配る際に気をつけていることについては「個包装のもの」が89.5%と圧倒的に多い回答となった。

おみやげ文化に3割が否定的な意向

おみやげ文化に3割が否定的な意向

職場でおみやげを配る文化に対する考えとして「とてもいいと思う(5.5%)」「いいと思う(47.0%)」と、合わせて52.5%の人が「いいと思う派」であることがわかった。

一方で「あまりよくないと思う(25.0%)」「かなりよくないと思う(5.5%)」を合わせると、30.5%の人は「よくないと思う派」となっている。

よくないと思う理由としては「自分も買わないといけなくなる(77.4%)」「おみやげを買うお金がもったいない(50.8%)」「おみやげを買うのが面倒(50.3%)」などが上位に。同社はこの結果に対して「おみやげを用意するのには時間やお金がかかるため、おみやげ文化があることによって強制感が生まれてしまうと、ストレスに感じる人もいるようです」とコメントした。

まとめ

コミュニケーションツールとしての側面もみられたおみやげだが、一部の人にとってはストレスとなっている様子もうかがえた。時間や費用もかかるものであり、止むを得ず用意している人にとっては嬉しくない文化と言える。

職場にとっておみやげ文化が本当に必要なものなのか、改めて見直す機会としてもいいのではないだろうか。その際には、おみやげについて「金額の上限を設ける」「配らないことをルールに定める」などの対策をとり、職場全体が同じ認識を持つことが重要だろう。