仕事を覚えるための工夫とは、覚えられない要因も R&G調査
株式会社 R&G(所在地:埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)は、社会人の男女500人を対象に「仕事を覚えるための工夫に関する意識調査」を実施。調査結果をランキング化し発表した。
調査概要
調査対象:社会人の男女
調査期間:2024年6月20日~26日
調査機関:株式会社 R&G調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性324人/男性176人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 18.6%/30代 39.2%/40代 25.0%/50代以上 16.6%
出典元:なかなか仕事が覚えられない?仕事を覚えるための工夫ランキング!男女500人アンケート調査(株式会社 R&G)
「仕事を覚えられない」と感じることがある人は8割超
本調査ではまずはじめに、社会人の男女500人に「なかなか仕事を覚えられないと感じることがあるか」と質問。その結果「たまにある(58.4%)」「頻繁にある(22.8%)」と、合わせて81.2%が「ある」と回答している。
続いて同社は、仕事を覚えられない原因を調査。1位から順に「覚えることが多い(119人)」「仕事への興味が薄い(87人)」「仕事が難しい・複雑(71人)」「仕事に慣れていない(62人)」が続いた。
回答内容は大きく分けて「仕事の環境」と「個人的な事情」の2パターンになっており、同社は「記憶力が低下しているなどの個人的な事情だけではなく、「どんな仕事をしているのか」「効率的に仕事を覚えられる環境なのか」なども重要だとわかります」とコメントしている。
さらに本調査では仕事を覚えるための工夫を尋ねており、ランキングが発表された。1位は「メモする(275人)」で、回答者の半数以上を占めたことがわかる。2位にランクインした「繰り返す/復習する(128人)」も100人以上から票を集めた。以下「わからないことは質問(72人)」「自分なりのマニュアルをつくる(40人)」「まずやってみる(37人)」が続いている。
まとめ
同社は本結果について、監修者として株式会社マイスタースタジオの二宮悠実氏にアドバイスを求めている。二宮氏は個人の努力だけに頼らず、企業側が取り組むべきことがあるとして「覚える仕事が多ければ多いほど、新たなものを生み出す創造的な仕事はやりにくくなってしまいます。働く人が興味を持って面白い仕事に取り組めるように経営者も工夫が必要です」とコメントした。
業務の中で「難しい」「覚えられない」と感じることが頻繁に続けば、離職意向を高める可能性もある。ツールの活用やマニュアルの見直しなど、企業としてどのような工夫ができるか、この機会に改めて検討してみてはいかがだろうか。