掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

freee、健康管理ツール「体調“ワカル”アンケート機能」の提供開始 離職防止にも

2024.07.11

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔)は、健康診断やストレスチェックにおける回答進捗管理や電子申請などの業務を効率化する「freee人事労務 健康管理」において、新たに「体調“ワカル”アンケート機能」の提供を開始したと発表。休職リスクの高い従業員の発見率を向上させ、離職防止に寄与するという。

休職リスクの高い従業員の約半数を発見できる新機能

同社は厚生労働省のデータ(※)を引用し、過去10年の間で労災の請求件数は2倍以上に増加しており、さらに精神障害による傷病手当金受給数も過去10年間で右肩上がりに増加している実態があると指摘。企業が従業員のメンタルヘルスケア対策を実施することは急務だとして、新機能の活用を促している。

今回同社が「freee人事労務 健康管理」において提供開始する「体調“ワカル”アンケート機能」では、同社が実施したマーケット調査データを用いた独自のロジックにより設問が設計され、休職リスクの高い従業員の約50%を発見できるという。

従業員の健康管理は企業経営の大きな課題のひとつであり、特にメンタルヘルスの不調が原因での離職は、従業員の生活にも深刻な影響を与えるとして、同社は対策の重要性を説いている。そこで同社は、勤怠管理や入退社管理を通して従業員の人事労務データが蓄積され、ストレスチェックやサーベイを通して、ストレス要因やコンディションが把握できるサービスとして「freee人事労務 健康管理」を提供。さらに、企業が従業員の健康を積極的に管理し、離職を防止するためのツールとして今回「体調“ワカル”アンケート機能」を導入したとしている。

※出典元:令和5年版過労死等防止対策白書(本文)

サービスの概要と新機能の特徴

2023年10月31に提供が開始された「freee人事労務 健康管理」は、健康診断やストレスチェックにおける回答進捗管理や電子申請などの業務を効率化するプロダクト。対象者の抽出やメールリストの作成を自動で行うことができるほか、各社員の受診状況等の進捗もダッシュボード機能で可視化することができる。また、e-GovのAPIを活用した電子申請まで一気通貫で対応が可能。自身のスマートフォンからも利用できるため、PCを持たない従業員を抱える企業でも利用しやすいのも特長だ。

<新機能の特長>
リアルタイム健康チェック
従業員はスマートフォンやPCから簡単にアンケートに回答し、その結果を即座に共有。これにより、企業は従業員の健康状態をリアルタイムで把握することが可能となる。

データ分析による健康トレンドの把握
アンケート結果は集計・分析され、企業は従業員の健康状態のトレンドを確認できる。これにより、早期の健康課題の発見と対応が可能となる。

従業員の離職防止対策
健康状態の把握と早期対応により、従業員のストレスや健康問題を未然に防ぎ、離職のリスクを低減。また、従業員の健康を重視する企業文化を醸成することで、従業員のエンゲージメントを高める。

サービス詳細:freee人事労務 健康管理

まとめ

今回同社が提供を開始した新機能は、休職リスクの高い従業員を早期に発見しやすくなっているという。従業員の健康を守ることは、企業の重要な取り組みのひとつである。不調を早期の段階で発見し、対策を講じることで、離職防止やエンゲージメントの向上に効果が期待できる。

従業員の健康管理のためのツールは、導入した後の活用が重要だ。管理者側の操作性だけでなく、情報を提供する従業員側にとって使いやすいツールを導入することで、より有効的な活用が進むと考えられる。今後ツールの導入を検討しているのであれば、同社のサービスも参考にしてみてはいかがだろうか。