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26卒学生が参加したいインターンシップとは? ベネッセ i-キャリア調査 

2024.07.16

株式会社ベネッセ i-キャリア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:乾史憲)が運営するdoda発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は「26卒学生(大学3年生・修士1年生)インターンシップ、就活に関する実態調査」を実施した。調査結果の概要をお伝えする。

調査概要

調査期間:2024年6月17日~6月23日
調査対象:dodaキャンパス会員の大学3年生、修士1年生(26年卒)
調査方法:Webアンケート回答方式
有効回答数:461人
出典元:【26 卒学生のインターンシップ、就活に関する実態調査】(株式会社ベネッセ i-キャリア)
※調査結果の各図表の割合は小数第2位を四捨五入しているため、合計値が100%にならないものがある

インターンシップ・オープンカンパニーへの意向と参加状況

インターンシップ・オープンカンパニーへの意向と参加状況

本調査によると、インターンシップ・オープンカンパニーに期待する内容としては「実際の業務を疑似体験できるプログラム(80.9%)」「企業や業界について知識を深められる講座(42.7%)」「企画立案や課題解決に取り組むグループワーク(40.6%)」が上位に挙げられたという。

情報収集を始めた時期は「大学3年生の4月(34.5%)」が最も多く、参加理由については「企業理解を深めるため(56.2%)」「業界理解を深めるため(49.2%)」「本選考への優遇を受けるため(46.6%)」と、これからの選考を意識して参加している様子がうかがえる回答が並んでいる。

なお、調査時点(2024年6月)のエントリー社数については「0社(20.2%)」「10社以上(19.1%)」「6~9社(13.0%)」となっている。参加希望社数は「10社以上(23.6%)」「5社(20.4%)」「6~9社(18.9%)」となり「5社」以上の回答合計は全体の6割を超えた。

大学1・2年生時におけるキャリア意識

大学1・2年生時におけるキャリア意識

続いて本調査では、大学1・2年生時に将来のキャリアを意識して行動した経験があるかについて質問。その結果、全体の37.1%が「経験あり」と回答した。その理由としては「働くイメージを持つのに役立つ」「仕事や業界について知りたい・考えたい」などが上位を占めた。

就活を始めた時期は「大学3年生(修士1年生)の4月(37.1%)」が最多となっている。同社が24卒を対象に実施した2022年の調査では24.7%となっており、12.4ポイント増加したことが明らかになった。なお、就活を終えたい時期については「大学4年生(修士2年生)の6月(29.3%)」が最多であった。

また、志望業界を絞りたい時期については「すでに絞っている」が29.5%で最多に。選ぶ企業軸を定めたい時期についても、すでに定めている学生が28.6%で最も多い回答を集めた。

まとめ

本調査からは、26卒学生がリアルな情報を求めてインターンシップ・オープンカンパニーに参加していることが明らかになった。また、選考を意識した参加理由も上位に挙げられている。

インターンシップの情報収集と就活を始めた時期についてはどちらも「大学3年生(修士1年生)の4月」と回答する学生が多く、夏のインターンシップ参加が就活の大きなターニングポイントと捉える学生が多いことがうかがえる。

学生の求める情報を提供できるインターンシップを開催できるかどうかが、採用活動を成功させるひとつのポイントとなりそうだ。改めて自社の実施内容を見直す機会としていただきたい。