自然がオフィス環境課題を解決? キャンピングオフィスとは SPBS調査
株式会社スノーピーク(本社:新潟県三条市、代表取締役社長執行役員:山井太)の子会社である株式会社スノーピークビジネスソリューションズ(本社:愛知県岡崎市、代表取締役社長:坂田真也、以下SPBS)は、大企業(従業員数1000名以上)の人事・総務担当者100名を対象に、出社率とオフィス環境に関する実態調査を実施。オフィス環境の課題や解決方法を探った。
調査概要
調査名称:出社率とオフィス環境に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年7月23日〜同年7月24日
有効回答:大企業(従業員数1000名以上)の人事・総務担当者100名
出典元:株式会社スノーピークビジネスソリューションズ
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない
週5日以上出社が約7割 オフィス回帰の傾向に
本調査ではまずはじめに「Q1.お勤め先企業における、現在の出社頻度を教えてください。」と質問。「週に5日以上(69.0%)」「週に4日(9.0%)」「週に3日(8.0%)」との回答が寄せられたことを報告している。また、コロナ禍と比較して「出社頻度が増加した」と回答した人は30.0%であったという。
「Q3.オフィス回帰による出社頻度の増加に関して、従業員からはどのような意見が多いですか。」との質問には「ポジティブな意見(23.3%)」「ややポジティブな意見(26.7%)」と、半数が肯定的な意見が多いと回答している。
オフィス環境における課題と出社意欲向上に向けた取り組み
続いて本調査では「Q4.あなたが、オフィス環境において課題を感じている箇所があれば教えてください。(複数回答)」と質問。その結果「気持ちをリフレッシュしにくい(31.0%)」「オフィス内の温度を調整しにくい(27.0%)」「プライバシーが確保されていない(19.0%)」などが上位に挙げられたことがわかった。自由回答では「スタッフの人員に対してオフィスが狭い。」や「事務室数が少なく、リフレッシュする空間がない。」などの声もあったという。
また、出社したくなるオフィス作りへの取り組みについては「従業員同士でコミュニケーションがとれる場を設ける(24.0%)」「フリードリンクや軽食の提供など、自宅にない利便性を持たせる(22.0%)」「自然を増やしリラックスできる環境を整える(18.0%)」などが多いようだ。
4割が関心を示した「キャンピングオフィス」
また本調査は「Q8.キャンプ用チェアやテーブル等を用いて、自然を感じながら働けるオフィス空間である「キャンピングオフィス」に興味がありますか。」と質問。「非常に興味がある(11.0%)」「やや興味がある(29.0%)」と、4割が関心を示したと報告した。
その理由としては「自然に囲まれることでリフレッシュできると思うから(60.0%)」「ストレスが軽減されると思うから(57.5%)」と考える人が多いようだ。
「Q10.オフィスに自然とアウトドア用品を取り入れることで、従業員のモチベーションが上がり、出社率が向上すると思いますか。」との質問には「非常にそう思う(6.1%)」「ややそう思う(33.0%)」と、約4割が肯定的な回答であった。
まとめ
オフィス回帰の流れがある中で、従業員が最も課題を感じているのは「リフレッシュ」であることが明らかになった。多くの人が関心を示したキャンピングオフィスのように、従業員がリフレッシュしやすいオフィス環境の整備を心がける必要があるだろう。
本調査では約半数が、出社意欲の向上に向けて、既に様々な取り組みを実施していることがわかっている。既存の取り組みについてはヒアリングなどで効果を測定することも重要だ。従業員にとって居心地がよく、かつ生産性の向上にもつながるようなオフィス作りに向けて、本調査結果もぜひ参考にしていただきたい。














