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7割超が健康管理システム利用に満足 従業員が感じる「変化」は? さんぽテラス調査

2024.09.02

株式会社さんぽテラス(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役:富田亜矢乃)は、健康管理システムが導入されている企業に勤める従業員を対象に「健康管理システムの導入実態」に関する調査を実施。「健康管理システム」の利用頻度や利用によるメリット・デメリットなどが明らかになった調査結果の概要をお伝えする。

調査概要

「健康管理システムの導入実態」に関する調査
調査期間:2024年8月19日~8月20日
調査方法:リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMAによるインターネット調査
調査人数:1006人
調査対象:調査回答時に健康管理システムの導入がされている企業に勤める従業員と回答したモニター
モニター提供元:PRIZMAリサーチ
出典元:株式会社さんぽテラス

約半数が年に数回利用 ストレスチェックが主な目的

約半数が年に数回利用 ストレスチェックが主な目的

まず本調査では健康管理システムの利用頻度について質問。その結果「ほぼ毎日(10.4%)」「週に数回(15.4%)」「週に1回(11.4%)」「月に数回(8.6%)」「月に1回(8.7%)」「年に数回(45.5%)」との回答が寄せられたという。

また、システムを活用するタイミングについては「自身のストレス状態をチェックするとき(44.6%)」が最多に。次いで「過去の健康診断のデータをチェックするとき(39.7%)」「労働時間や休憩時間の管理をするとき(30.9%)」が続いている。

7割超が「満足」。利用後の変化は「健康意識の向上」が最多

7割超が「満足」。利用後の変化は「健康意識の向上」が最多

健康管理システムの満足度や活用後の変化についても質問。満足度については「とても満足している」と「やや満足している」の合計が7割を超え、利用に満足している人が多数を占めていることがわかった。

「健康管理システムを活用し始めて自身に変化があったか」を問うと、「とてもあった」が17.0%、「ややあった」が35.7%と約半数が変化を感じているようだ。変化が「あった」と回答した人に具体的に尋ねたところ、「健康意識が向上した(55.1%)」「相談できる環境のおかげでストレスが緩和された(37.2%)」「モチベーションが向上し生産性が向上した(32.8%)」といった変化があったことも報告された。

今後も活用したい人が約8割 特に求めるのは「健康状態のモニタリング」

今後も活用したい人が約8割 特に求めるのは「健康状態のモニタリング」

また、「今後も効果的な健康管理ができるのであれば、健康管理システムを活用していきたいと思いますか?」との質問には、「とてもそう思う(22.3%)」「ややそう思う(57.0%)」と、約8割が肯定的な回答を寄せている。

さらに、今後より一層活用していきたい機能としては「健康状態のモニタリング(43.4%)」「メンタルヘルスサポート(36.8%)」「効率的なデータ管理(34.2%)」が上位に挙げられた。

まとめ

健康管理システムの導入によりポジティブな変化を実感し、利用に満足している人が多い実態が明らかになった。特に従業員の健康意識向上については効果が期待できそうだ。

従業員の心身の健康を守ることは、結果として生産性の向上や離職率低下にもつながることが考えられ、企業側としても取り組みたい施策のひとつと言える。こうした調査や他社の事例なども参考にしつつ、より有効的な取り組みの実施につなげていただきたい。