掲載希望の方 オフィスのミカタとは
従業員の働きがい向上に務める皆様のための完全無料で使える
総務・人事・経理・管理部/バックオフィス業界専門メディア「オフィスのミカタ」

関西と関東、「働くうえで重視すること・働きがい」に違いはある? NEWONE調べ

2024.10.17

株式会社NEWONE(本社:東京都千代田区、代表取締役:上林周平)は、533名の20代~40代の会社員を対象にした「仕事・職場に関するアンケート調査」を、2024年5月に実施。そのデータを基に、“推せる職場”をつくるための要素である働きがいと働きやすさを高める要因について8月に調査結果を公開していたが、今回は同データを用いて、クロス集計により地域ごとの違いを探り、特に関西地方と関東地方で差が見られたデータを公開した。

参考:“働きがい・働きやすさが上がる要因をランキング形式で公開(株式会社NEWONE)

調査概要

調査対象:株式会社マクロミル運営サイトに登録している社会人533名
調査期間:2024年5月15日~16日
調査委託先:株式会社マクロミル
調査方法:インターネットでのアンケート
集計方法:クロス集計
出典元:株式会社NEWONE

「働くうえで重視すること」と「働きがいが上がる要因」

「働くうえで重視すること」と「働きがいが上がる要因」
働くうえで重視することに対する各項目の回答者数と割合

今回の分析では、【働くうえで重視すること】に関して「ワークライフバランスを重視」という選択をした人は、関東地方の51%に対して関西地方は34.3%と少ない割合を示したという。同じく「何よりも楽であることを重視」を選んだ割合は、関東地方では21%だったが、関西地方では31.2%と、関西のほうが10ポイントほど高い結果が出ている。

また【働きがいが上がる要因】に関して、関東地方では「仕事をする中で達成感を得ている」「自職場の提供価値は意味あるものだと感じている」「今の仕事は自身の成長につながっていると思う」など、仕事の意味や価値、成長についての数値が高い傾向が見られた。

一方、関西地方で最も多かったのは「これからも自職場の仲間とともに価値を生み出していきたい」で、全体の傾向として”仲間とともに””ロールモデル”といった、周りと関係し合う項目が関東と比べて上位にランクイン。周囲との人間関係構築を重視している傾向が見られたことが報告されている。

まとめ

同社が4月公開したデータでは、自分が働く職場について「働きがいを感じ、働きやすい職場」と回答した人はわずか18%だったが、回答者の半数以上が自分の職場について「推せる(推奨できる)」と答えたという。

そして今回発表された集計では、働くうえで重視すること、働きがいが上がる要因に関して、関西と関東で違いがあることが判明した。地域ごとの傾向を把握しておけば、採用活動や職場環境の整備等において、より従業員に寄り添う取り組みを実施できる可能性もあるだろう。こうした調査データも参考にしながら、施策を検討してみては?