学生の約7割が就活時に企業の「ビジョン」「ミッション」を意識 学情調査
株式会社学情(本社:東京都中央区)は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「ビジョン・ミッション」に関するインターネットアンケートを実施。Z世代と呼ばれ、「環境や社会に配慮する」「他者を尊重する」「共感を重視する」など、社会や他者と良好な関係を築くことを意識する人が多いとされている世代の学生らが、仕事選びにおいて「パーパス」や「ビジョン」「ミッション」について、どの程度意識しているのかを明らかにしている。
調査概要
調査期間:2024年10月2日~10月16日
調査機関:株式会社学情
調査対象:「あさがくナビ2026」へのサイト来訪者
有効回答数:319件
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:2026年卒学生の就職意識調査(ビジョン・ミッション)2024年10月版(株式会社学情)
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある
約7割が「ビジョン」や「ミッション」を意識
本調査では、就職活動において企業の「ビジョン」や「ミッション」を「意識する」と回答した学生は37.0%となっており「どちらかといえば意識する」の30.4%を合わせると約7割が意識していることがわかる。同社によると、学生らからは「ビジョンやミッションを意識することで、目的やゴールを深く理解して業務に取り組めそう」「企業のビジョンやミッションと、自分の価値観が合っているかを重視したい」といった声が挙げられたという。
また「パーパス」や企業がどのように社会に貢献しようとしているかについては25.4%が「意識する」と回答し「どちらかといえば意識する」の30.4%を合わせると、半数以上の学生が意識していることが明らかになった。
さらに、企業の「パーパス」や「ビジョン」を確認するために活用するものとしては「採用サイト(43.9%)」「就職情報サイト(32.9%)」「会社案内パンフレット(28.5%)」が上位の回答となっている。
まとめ
本調査結果からは、学生らが企業の「ビジョン」や「ミッション」「パーパス」を意識して就職活動に臨んでいる様子がうかがえる。企業の使命や未来像、社会に存在する意義について共感が深まれば、志望度もより高まる可能性がありそうだ。また、企業としても自社のビジョンやパーパスに共感する人材を採用できれば、入社後のミスマッチを減らすことができるだろう。
この機会に、自社の「ビジョン」や「ミッション」について、説明会などで学生らに伝える時間を設けることも検討してみては?