バックオフィス業務におけるアウトソーシング活用の実態は? 利用者の満足度は8割超 GOOD PLACE調査
株式会社GOOD PLACE(旧株式会社コスモスモア、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:枝廣寿雄)は、財務・経理・人事・総務・労務といったバックオフィス業務に携わる600名を対象に「バックオフィス業務の課題とアウトソーシングの利用」に関するアンケート調査を実施した。バックオフィス業務のアウトソーシングサービスを提供して25年以上の実績を持つ同社は、人事・総務関連業務のアウトソーシングサービス需要が高まっている現状を受けて、バックオフィス業務の担当者が業務で抱えている課題やアウトソーシングサービス利用者の実態を探るべく、今回の調査実施に至ったという。
調査概要
調査内容 :バックオフィス業務の課題とアウトソーシングの利用に関する調査
実施期間 :2024年8月9日~8月11日
調査対象 :東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県在住の財務・経理・人事・総務・労務担当者600名
調査手法 :インターネット調査
出典元:【調査リリース】約3割のバックオフィス担当者が業務のアウトソーシングサービスを利用していると回答(株式会社GOOD PLACE)
バックオフィス業務担当者の抱える課題とそれに対する取り組み
本調査ではまず、バックオフィス業務の担当者に業務に関する課題や不満を尋ねており、「人手が不足している(34.7%)」「仕事が属人化している(30.8%)」「業務の範囲が広い(28.5%)」といった回答が上位に並んだことが報告された。
同じく、課題解決のためにどのような取り組みをしているのかを尋ねる項目では、「スキルを持った人材の中途採用(37.7%)」「業務支援ツールの導入(36.8%)」「業務の棚卸やタスク管理(36.2%)」との回答が上位に挙げられたという。
アウトソーシングの利用実態と満足度
課題解決の取り組みとして「業務のアウトソーシング(34.6%)」との回答は全体で5番目に多く、回答者の企業規模ごとにアウトソーシングの利用割合をみると、1~99人の企業で約2割、500人以上の企業では約5割と企業規模が大きくなるにつれて利用されている傾向がみられている。
また、「業務のアウトソーシング」を利用していると回答した人を対象に、サービスを利用している理由を質問。「人手不足解消のため(56.2%)」「単純作業を依頼し、コア業務へ集中するため(45.9%)」「繁忙期の一時的なサポートのため(42.5%)」「専門スキルの不足を補うため(42.5%)」が上位を占めたという。
アウトソーシングサービスの満足度については「とても満足している(37.7%)」「どちらかというと満足している(46.2%)」と、合わせて83.9%が満足していることが明らかになった。
まとめ
働き方改革に取り組む企業の増加や就労人口減少等の影響から、将来的な市場拡大が予想されているバックオフィス業務のアウトソーシング。
今回の調査では、課題解決のために「業務のアウトソーシング」を活用している割合は3割程度であったが、活用企業の満足度は高い傾向が見て取れた。人材不足や業務負担の増加などに悩まされている企業は、今後の導入を検討してみてはいかがだろうか。