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インナーコミュニケーション活性化の課題は経営層と現場のギャップ? グローバルプロデュース調査

2024.11.12

株式会社グローバルプロデュース(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:光畑真樹)は、大企業(従業員数1000名以上)のインナーコミュニケーション活性化に取り組む会社員111名を対象に、大企業のインナーコミュニケーションに関する実態調査を実施した。ここでは公開された調査結果から一部をお伝えする。

調査概要

調査名称:大企業のインナーコミュニケーションに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年9月3日
有効回答:大企業(従業員数1000名以上)のインナーコミュニケーション活性化に取り組む会社員 111名
出典元:株式会社グローバルプロデュース
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない

インナーコミュニケーション活性化のための取り組みとその目的

インナーコミュニケーション活性化のための取り組みとその目的

本調査ではまず「Q1.インナーコミュニケーション活性化のために取り組んでいることを教えてください。(複数回答)」と質問。「イベント(55.9%)」「社内報(53.2%)」「社内SNS(47.7%)」との回答が上位に挙げられたという。

続いて「Q2.インナーコミュニケーション活性化の目的を教えてください。(複数回答)」との質問には、「社内のつながりの強化(68.5%)」「従業員のモチベーション向上(56.8%)」「企業理念やビジョンの浸透(46.8%)」といった回答が多く寄せられている。

取り組みの効果をより生むために意識していることと課題

取り組みの効果をより生むために意識していることと課題

次に本調査では「Q3.インナーコミュニケーション活性化の取り組みの効果をより生むために意識していることを教えてください。(複数回答)」と質問。「双方向のコミュニケーションができるような設計(61.3%)」「メッセージに一貫性を持たせる(47.7%)」「施策を単発化させず、施策全体でストーリーを生み出す(34.2%)」との回答が上位に並んだという。

また「Q4.インナーコミュニケーションを活性化するために、感じる課題を教えてください。(複数回答)」との質問に対しては、「従業員の関心を引き出し、維持し続けること(44.0%)」「1つの施策を実施するだけでは効果が出にくいこと(41.4%)」「効果が短期間では出にくいこと(40.5%)」との回答が多かった。

さらに「Q5.インナーコミュニケーション活性化の施策について、経営陣が伝えたいことと現場が知りたいことでギャップはありますか。」との質問には「ややある(55.0%)」「かなりある(22.5%)」との回答が寄せられており、約8割がギャップを感じている実態が明らかになった。

まとめ

大企業におけるインナーコミュニケーションの課題を明らかにした今回の調査。活性化のために取り組んでいることのトップは「イベント」であり、その目的は「社内のつながりの強化」と回答した人が多かったようだ。しかし一方で、「約8割が経営陣が伝えたいことと現場が知りたいことでギャップ」があると回答。同社が提唱するように、インナーコミュニケーションを活発化し組織を円滑に運営するには、経営層と現場のギャップを埋め、双方向のコミュニケーションを促進することが大切だろう。