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この10年で職場環境が改善したと考える経理・総務担当者は約3割 ピー・シー・エー調査

2024.11.25

サブスクリプション型基幹業務システムを開発・販売するピー・シー・エー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤文昭)は、勤続10年以上の経理・総務担当者106名を対象に、業務実態調査を実施した。

調査概要

調査名称:ベテラン経理・総務担当者の業務実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年9月27日〜9月29日
有効回答:勤続10年以上の経理・総務担当者106名
出典元:ピー・シー・エー株式会社
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない

勤務中の集中力持続のためのコツは?

勤務中の集中力持続のためのコツは?

本調査ではまずはじめに「Q1.お仕事において、集中力持続のためのコツを教えてください。(複数回答)」と質問。その結果「休憩をこまめに取る(47.2%)」「作業環境を整える(34.0%)」「カフェインの摂取(29.2%)」との回答が上位に挙げられたという。

また、集中力が最も切れやすい時間帯については「お昼過ぎ(52.8%)」「午後(24.5%)」「夕方(15.1%)」との回答が寄せられている。

さらに、集中力が最も切れる瞬間として「職場がうるさくなった時(メンバーが事務所に来た時や電話し始めた時)(31.1%)」「職場のメンバーから話しかけられた時(18.9%)」が上位の回答となったことが判明した。

繁忙期の業務と業務内容・職場環境の変化

繁忙期の業務と業務内容・職場環境の変化

続いて本調査では、勤務先の繁忙期について質問。回答の上位は「四半期決算期(6月、9月、12月、3月)(29.2%)」「年末(12月)(19.8%)」となっている。また、繁忙期に生じている業務を尋ねた結果「決算業務(55.3%)」が最も多く、次いで「年末調整(24.7%)」「予算策定(22.4%)」が続いたという。

次に本調査では、経理・総務における業務内容・職場環境について質問。(10年で)「改善されている(31.2%)」は3割程度にとどまっており、約半数が「変化がほとんどない(50.9%)」と回答したことが明らかになった。

さらに「改善されている」と回答した人を対象に聞いた「Q7.10年での経理・総務における業務内容・職場環境の変化を教えてください。(複数回答)」との質問には「ペーパーレス(69.7%)」「リモートワークの導入(48.5%)」「業務の自動化(33.3%)」との回答が上位に挙げられたことが報告されている。

10年を振り返って 続けられた理由は?

10年を振り返って 続けられた理由は?

続いて「Q9.10年前を振り返って、あなたは10年以上現在の仕事(経理・総務の担当者)を続けることを想定していましたか。」との質問には「ずっと現在の仕事をするつもりだった(32.1%)」との回答が最多となり「特に期間は考えていなかった(24.5%)」「数年するつもりだったが、こんなに長く続くと思っていなかった(21.7%)」を上回った。

10年間経理・総務という職種を続けてこられた要因としては「仕事に安定性があったから(36.8%)」「自分のペースで仕事を進められたから(34.0%)」「自分の持っていたスキルが活かせたから(26.4%)」といった回答が上位に並んだという。

まとめ

本調査結果からは、こまめな休憩が集中力を持続させるために有効である様子がうかがえる。煩雑な業務に携わる経理・総務担当者のミスを予防するためにも、集中力を高め、持続させられる環境を提供することは重要だ。集中力が職場環境に左右されるとの調査結果も出ており、オフィスレイアウトや職場環境の見直しを検討するのもよいかもしれない。

10年を通して職場環境が改善されたと回答した人は3割程度で、約半数が変化はないと回答したことにも注目だ。経理・総務業務に対して、効率化や生産性向上のための取り組みは十分に行えているだろうか。改善した点に挙げられているペーパーレス化や業務の自動化について、自社の取り組みを改めて見直してみてはいかがだろう。