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Z世代新卒が内定を承諾した決め手は?7割が求める「同期/先輩社員との交流」 バヅクリ調査

2024.11.28

バヅクリ株式会社は、2023年~2026年の新卒498名を対象に、内定企業に対する意識調査を実施した。近年、採用競争が激化し、独自の採用戦略を強化している企業も少なくない。同社は、働き方やキャリアに対する価値観が多様化する中、現代の学生が求める働き方を理解し、時代に合った採用戦略を展開することが採用成功のカギになると考察。内定承諾の決め手や内定企業に求めていること、同期や先輩社員との関わりが企業を選ぶ際に与えている影響などを明らかにした。

調査概要

調査期間:2024年10月28日〜31日
調査対象:最終卒業年が2023年〜26年(予定)の20代男女
調査方法:WEBアンケート調査
サンプル数:498名
出典元:“内定承諾の決め手”アンケート調査結果Z世代新卒が求める内定者フォローとは(バヅクリ株式会社

内定承諾の決め手

内定承諾の決め手

本調査ではまずはじめに、就職活動を行った2023卒〜2026卒(予定)498名に対し「就職活動期間中に、内定・内々定をもらった社数を教えてください」と質問。複数内定を獲得した学生が全体の51.4%を占めたことを報告している。

続いて本調査では、複数内定獲得の経験者248名を対象に、内定を承諾した決め手について質問。「給与や勤務地などの条件が一番優れていたから(34.7%)」との回答が最多となり、次いで「内定者の同期とのコミュニケーションや人柄が魅力的だったから(33.9%)」「先輩社員とのコミュニケーションや人柄が魅力的だったから(29.8%)」が続いている。

次に本調査では「内定承諾を迷った際に、どのような機会があれば決めやすくなると思いますか?」と質問。「先輩社員とのコミュニケーションや人柄を知れる懇親会や交流会(34.3%)」「事業内容、ビジョン、福利厚生などの詳しい説明を聞ける説明会(33.9%)」「同期とのコミュニケーションや人柄を知れる懇親会や交流会(33.1%)」を求める人が多いことが明らかになった。

また、内定辞退を決めた理由としては「社員や社風に合わないと感じた(18.1%)」「勤務地、給与などの条件が合わなかった (16.4%)」「より志望度の高い会社から内定をもらった(12.5%)」が上位に挙げられている。

同期/先輩社員との交流が入社決定に影響?

同期/先輩社員との交流が入社決定に影響?

本調査ではさらに「同期とのつながり/交流があることは、入社の決定にどの程度影響しましたか?」と質問しており「非常に影響した(19.1%)」「ある程度影響した(50.4%)」と、合計69.5%が影響を受けたと回答したことが判明。

その理由としては「同期と話すことで会社や仕事に対する不安が解消されたから(58.1%)」がトップに挙げられたという。

また「先輩社員とのつながり/交流があることは、入社の決定にどの程度影響しましたか?」という質問には「非常に影響した(19.4%)」「ある程度影響した(49.3%)」との回答となり、68.7%が影響を受けたことがわかっている。

その理由として最も大きな割合を占めたのは「先輩社員の話を聞いて会社や仕事に対する不安が解消されたから(55.8%)」であったことが報告された。

まとめ

本調査により、20代新卒が入社を決める際には、同期や先輩社員とのコミュニケーションによる影響が大きいことが明らかになった。採用競争の激化が進む中、内定承諾率を向上させるには内定者同士や先輩社員との交流機会を設けることが重要となっているようだ。

また、入社前にコミュニケーションをとっておくことは、入社後の定着率にも良い影響があると考えられる。内定から入社までどのようにフォローしていくか、本調査結果も参考に改めて検討してみてはいかがだろうか。