20代正社員が週休3日になったらやりたいこと「スキルアップや資格取得の勉強」 ジェイック調査
株式会社ジェイックは、20代の正社員を対象に実施した「週休3日制の使い方」に関するアンケート調査の結果を発表した。現在の休日の過ごし方や週休3日制が導入されたら取り組みたいことなどを明らかにしている。
調査概要
調査名称:「週休3日制の使い方」についてのアンケート
調査対象:同社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20代の正社員
調査機関:株式会社ジェイック
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年10月10日~10月30日
回答者数:205名
出典元:【調査】20代正社員に「週休3日制の使い方」を調査(株式会社ジェイック)
週休3日制の導入「希望する」が半数以上
本調査ではまずはじめに「週休3日制の導入を希望しますか?」と質問しており「希望する(51.5%)」が半数を超えたと報告されている。「どちらかといえば希望する(35.3%)」を合わせると、その割合は8割を超える。
現在の休日の過ごし方については「趣味・娯楽(67.8%)」「睡眠・休息(42.9%)」「家族・友人と過ごす(29.8%)」が上位に並ぶが「週休3日制が導入されたら、増えた休日で取り組みたいこと」を尋ねる項目では「スキルアップや資格取得の勉強(40.5%)」がトップに。以下「趣味・娯楽(40.0%)」「運動など健康維持の活動(38.0%)」が続いている。
現在の休日の過ごし方と増えた休日で取り組みたいことでは「運動など健康維持の活動」「スキルアップや資格取得の勉強」で30pt近く差が出ている。休日が増えた場合、現状では十分に取り組めていないことに時間を使いたいと考える人が多いようだ。
一方で、週休3日制の導入を希望しない人からは、業務負担が増える不安や、収入への影響の懸念などが寄せられたことも報告された。
まとめ
20代正社員の多くが週休3日制の導入を希望しており、増えた休日は勉強や健康管理に活用したいと考えている人が多いことが明らかになった。現状の休みは趣味や休息の時間に充てる人が多く、取り組みたいことがあっても優先度が低くなっていると推察される。
これらの結果から、週休3日制が従業員のキャリアアップやヘルスケアの支援につながる可能性が示唆された。一方で、業務負担の増加や収入への影響を懸念する声も寄せられており、導入前には慎重な検討も必要だろう。
今後の休暇制度の見直しはもちろんのこと、教育プログラムの充実や学習に必要な費用の補助など、増えた休日で取り組みたいと考える人が多い「学習」に対する支援策を講じていくことも検討してみてはいかがだろうか。