62%が官公庁・自治体への転職に「興味あり」と回答 エン・ジャパン調査
エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、運営する『エン転職』『AMBI』『ミドルの転職』上で、ユーザーを対象に「官公庁・自治体への転職」についてアンケートを実施。官公庁・自治体への転職に興味を持つ理由や、関心のある分野などを明らかにしている。
調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:2024年7月29日~11月13日
調査対象:『エン転職』『AMBI』『ミドルの転職』を利用するユーザー
有効回答数:6509名
出典元:ビジネスパーソン6500人に聞いた 「官公庁・自治体への転職」意識調査(エン・ジャパン株式会社)
「官公庁・自治体への転職に興味がある」その理由は?
本調査ではまずはじめに「官公庁・自治体への転職に興味はありますか?」と質問。62%が「ある」と回答したことが報告されている。なお男女別では、女性よりも男性のほうが12ポイント関心が高いようだ。また、年代別では、年代が上がるほど関心のある人が増加する傾向にあることが判明した。
続いて、官公庁・自治体への転職に興味があると回答した人に、その理由について質問。上位には「安定した収入を得たいから(62%)」「仕事を通じて社会貢献をしたいから(54%)」が並んでいる。
理由について男女別で10ポイント以上差が開いたのは「安定した収入を得たいから(男性:58%、女性:69%)」「仕事を通じて社会貢献をしたいから(男性:58%、女性:46%)」「培った能力・スキルを社会に還元したいから(男性:30%、女性:18%)」「働きやすい環境で仕事をしたいから(男性:19%、女性:32%)」だったという。
官公庁・自治体への転職で興味のある分野は?
次に本調査では「官公庁・自治体で働く場合、どういった領域・分野の仕事に興味がありますか?」と質問。上位の回答は「地方創生(35%)」「観光企画・マーケティング(34%)」「教育(29%)」であったことが報告された。
男女別では、男性の興味がある分野トップ3は「地方創生(40%)」「観光企画・マーケティング(32%)」「教育(26%)」に。女性のトップ3は「観光企画・マーケティング(38%)」「教育(34%)」「地方創生(27%)」と、同分野がランクインした。
希望する雇用形態のトップは「正規職員」
さらに本調査では「官公庁・自治体への転職に興味がある」と回答した人を対象に、希望する雇用形態について質問。最も多い回答は「正規職員(任期なし)(81%)」となったことが報告された。
年代別では20代が最も「正規職員(任期なし)」のポイントが高かった(20代:90%、30代:88%、40代:83%、50代以上:75%)。また「任期付き職員」のポイントが最も高いのは50代以上であったという(20代:7%、30代:10%、40代:15%、50代以上:23%)。
まとめ
半数以上が興味を示した官公庁・自治体への転職。その理由として最も多く選択されたのは、安定収入であった。雇用形態として正規職員を望む声も多く、官公庁・自治体に対する「安定感のある印象」が、転職志向を高めているとも考えられる。
一方で本調査では「社会貢献」に関心を寄せる人も多いことが判明している。転職に興味を持つ理由の第2位に挙げられており、興味のある分野としても「地方創生」が第1位であった。社会課題の解決に自身のスキルを活かしたい、仕事を通じて社会貢献をしたいと考える人が多くいるようだ。民間企業にとっても、自社での仕事が社会課題の解決にどうつながっているかをアピールすることも、採用力の強化を図る上で重要と言えそうだ。