「社内イベントの幹事」20代正社員の7割以上が未経験 ジェイック調査
企業向けの教育研修事業と若年層向けの就職支援事業を展開する株式会社ジェイックは、20代の正社員を対象に「社内イベントの幹事経験」に関するアンケート調査を実施。未経験者が7割を超える実態を明らかにした。
調査概要
調査名称:「社内イベントの幹事経験」についてのアンケート
調査対象:株式会社ジェイックの就職支援サービスを利用して就職・入社した20代の正社員
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年12月1日~12月8日
回答者数:121名
出典元:【調査】20代正社員に「社内イベントの幹事経験」を調査(株式会社ジェイック)
社内イベントでの幹事7割超が「経験なし」そのうち4割超が今後も希望せず
本調査ではまずはじめに「社内イベントで幹事(リーダー等)を経験したことがありますか?または今、経験していますか?」と質問。「いいえ(71.1%)」「はい(28.9%)」との回答内訳になったことを報告している。
続いて経験者を対象に「その経験はプラスの経験になりましたか?」と質問。回答は「プラスの経験になった(71.4%)」「どちらともいえない(28.6%)」との内訳になり、多くの人が幹事経験をプラスと捉えていることが明らかになった。その理由としては「上司・先輩と仲良くなれた(56.0%)」「社内の雰囲気や文化が理解できた(48.0%)」などが多いようだ。
一方で、未経験者を対象とした「今後、社内イベントの幹事(リーダー等)や運営スタッフを経験したいと思いますか?」との質問には「いいえ」と回答した人が44.2%と半数近くに及んでいる。「はい」との回答は19.8%と2割未満であったという。
同社は経験したくないと回答した理由として「イベントにあまり参加したいと思わないから」「社内イベントが好きじゃないから」「大変そうだから」「通常業務で手一杯だから」といった声が寄せられたことを報告している。
まとめ
20代の多くが社内イベントの幹事を経験しておらず、今後も経験したくないと考えていることが明らかになった。しかし、幹事経験者 からはプラスの経験になったとの声も多く、幹事経験は若手社員の成長においても重要だと考えられる。
本調査では幹事を経験したくない理由として、社内イベント自体への否定的な声も寄せられた。まず社内イベントがなぜ実施されているのか、その目的や背景を共有し、ポジティブな見方ができる状態とすることが重要ではないだろうか。また、通常業務とのバランス調整やフォロー体制の整備、サポート役の配置など、本人にとって負担が大きくならないような配慮も必要だろう。
幹事という役割を若手社員の成長機会として活かせるよう、社内イベントの実施体制を見直す機会としていただきたい。