会社員の本音「退職代行どう思う?」TOP10発表 Beatrust調査
Beatrust株式会社(本社:東京都、代表取締役CEO:原 邦雄、以下「Beatrust」)は、会社員1000人を対象に「退職代行」に関する意識調査を実施し、そのランキングデータを公開。退職代行サービスに対する肯定的・否定的な意見を含む、世代別による多様な視点を明らかにした。
調査概要
調査対象: 全国の会社員1000人(22~59歳)
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2025年2月6日
出典元:【現場のリアルを調査!会社員の本音ランキング発表】 「退職代行」はアリ?ナシ? 会社員1,000人の本音を調査! ~理想は“頼らなくていい職場”だけど、現実は…?~(Beatrust株式会社)
「退職代行が必要ない職場環境が理想」が1位 世代間で異なる価値観
本調査では退職代行への意向として「退職代行が必要ない職場環境が理想だ」が最も多く選択されている。続いて「会社の対応が悪い場合は仕方ないと思う」「職場とのトラブルを避けられるのが良い」が上位に並んだという。
同社は本結果について、20代と50代のランキングデータを比較。退職代行に対する世代間の価値観の違いが浮き彫りになった。
20代では全体と同じく「退職代行が必要ない職場環境が理想だ」が最も多く選ばれているが、同時に「職場とのトラブルを避けられるのが良い」や「便利だと思う(退職がスムーズになる)」といった項目が上位に入り、退職代行を前向きに捉える傾向が見られた。
一方、50代では「最後まで自分で責任を持つべきだと思う」が1位に。5位には「他人に頼るのは抵抗がある」がランクインし、自らの責任で退職を進めるべきだという意識が強いことが明らかになった。また20代ではTOP10入りしていない「退職代行を利用するのは社会人としてどうかと思う」が7位にランクインし、20代と比べて退職代行の利用に対する否定的な見方が強いことがわかる。
また「高額な料金設定が気になる」は両世代で共通して10位以内にランクイン。コスト面への関心は世代を問わず強いようだ。
まとめ
本調査結果からは、20代では退職代行を柔軟に活用する意向が見られる一方で、50代は自らの責任で退職することを重視する傾向が明らかに。しかし両世代で3位に「会社の対応が悪い場合は仕方ないと思う」がランクインしており、世代を問わず必要性を認める声があるのは確かなようだ。
企業としては全体で1位にもなった「退職代行が必要ない職場環境」の整備に、より注力していく必要があるだろう。退職しやすい職場とは、心理的安全性の高い職場とも考えられ、結果的に離職防止へとつながる可能性も高い。従業員が安心して不満や不安を打ち解けられる環境を作るために何が必要か、改めて考える機会としてみてはいかがだろうか。














