中小企業のBPO・業務代行導入率は約13% パーソルビジネスプロセスデザイン調査

パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:市村和幸)は、全国の中小企業(従業員300人未満)の経営層・管理職550名を対象に「中小企業におけるBPO・業務代行(アウトソーシング)の導入に関する実態調査」を実施。従業員規模別の導入率や、導入していない理由、導入で得られた効果などを明らかにした。
調査概要
調査期間:2025年2月18日~2025年2月20日
調査対象:全国の中小企業(従業員数300人未満)の経営層・管理職550名
調査方法:インターネット調査
出典元:< 中小企業におけるBPO・業務代行(アウトソーシング)の導入に関する実態調査 > BPOの導入率はわずか1割にとどまり、コストへの懸念が大きい一方で、導入した企業が得た効果は「はたらきやすい環境が整った」「業務コストが削減できた」が上位に(パーソルビジネスプロセスデザイン調べ)
※各回答の構成比は小数第2位を四捨五入して算出しているため、合計が100%にならない場合がある
中小企業の12.9%がBPOを導入 従業員規模別の導入率は?

本調査ではまずはじめに、全国の中小企業(従業員数300人未満)の経営層・管理職550名を対象に、BPOや業務代行の導入状況について質問。その結果「導入している(12.9%)」との回答は約1割にとどまったという。同社はこれを従業員規模別に分析。「100~299人/24.6%」に対して「10人未満/6.9%」と、従業員規模が大きいほど、導入率および導入検討率(「導入はしていないが、今後検討する可能性がある」を含む)が高まる傾向にあることを報告した。
なお、導入している業務については「経理・財務(29.6%)」「労務(社会保険処理)(26.8%)」「人事(管理)(19.7%)」「システム/インフラの開発・構築(16.9%)」「システム/インフラの保守・運用(16.9%)」が多いようだ。
また、BPOや業務代行にかかる月額費用としては「10万円未満(12.7%)」「20万円~30万円未満(11.3%)」との回答が多くみられている。さらに、従業員規模が100~299人の企業では「30万円~50万円未満(15.2%)」が、10人未満〜49人の企業では「10万円未満」がボリュームゾーンであることも判明した。
BPOの導入で対応したい課題と得られた効果

続いて本調査では、BPOや業務代行を導入していると回答した71名を対象に、BPOや業務代行の導入で対応したかった課題について質問。「業務の効率化をする必要があった(33.8%)」「人材不足(29.6%)」「専門性の高い業務を外部の専門家に任せる必要があった(26.8%)」「業務コストを削減する必要があった(25.4%)」が上位回答となっている。
さらに、BPOや業務代行の導入による効果としては「従業員の負担が軽減され、はたらきやすい環境が整った(21.1%)」「業務コストが削減できた(19.7%)」「業務量の増加に対応できた(16.9%)」「業務効率が向上した(16.9%)」などが上位に挙げられた。
一方で、BPOや業務代行を導入していないと回答した479名を対象に、BPOや業務代行を導入していない理由を尋ねる項目では「結果的にコストが高くなる(24.4%)」「勤務先内で対応できており必要性を感じない(22.3%)」との声が多く寄せられたようだ。
まとめ
中小企業でのBPO・業務代行導入率は極めて低い結果となった。しかしながら、導入した企業では職場環境の整備やコスト削減、業務効率化などで効果が得られていることも判明している。
コスト面や必要性の有無を理由に未導入となっている企業が多いとの結果もあったが、部分的に業務を切り出して委託すれば、低コストに抑えながら職場環境の改善ができる可能性もある。実際に月間費用は10万円未満との回答が多く、高額な費用をかけている企業ばかりではないようだ。
業務効率化や人材不足への対応として効果が期待できるBPO・業務委託について、改めて導入を検討する機会としていただきたい。