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約半数が5月で夏バテ実感も休み方に悩みを抱える人が6割 Job総研調査

2025.05.27

パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、378人の社会人男女を対象に「2025年 休み方実態調査〜悩み編〜」を実施した。同社は過去の調査(※)の中で、仕事のやる気が低下しやすい季節として「夏」が最も多く挙げられたと報告している。そこで今回は、夏バテ早期化の実感や休み方の悩み、休み方の理想と実態などを明らかにした。

※出典元:2023年 夏の働き方実態調査を実施しました(パーソルキャリア株式会社)

調査概要

調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
調査条件:全国/男女/20~50代
調査期間:2025年5月2日〜5月7日
有効回答数:378人
調査方法:インターネット調査
出典元:Job総研『2025年 休み方実態調査〜悩み編〜』を実施しました(パーソルキャリア株式会社)

夏バテの早期化と休み方への悩み

夏バテの早期化と休み方への悩み

本調査では回答者全体の378人に、5月時点で「夏バテ」を実感するか質問。その結果「そう思う派(44.5%)」が半数近くに及んだという。また、5月時点で夏バテの実感があると回答した168人を対象に仕事への影響を尋ねた項目では「眠気・だるさで効率が落ちる(60.7%)」「やる気が出ない(53.6%)」「集中力が続かない(50.0%)」といった声が多く寄せられている。

続いて本調査では、回答者全体の378人に休み方についての悩みの有無を質問。「ある派(57.6%)」が過半数を占め、具体的な悩みとして「十分に疲労感が取れない(60.6%)」「土日でリフレッシュできない(50.5%)」「仕事のことが頭から離れない(38.1%)」が上位に挙げられたことがわかった。

休み方の理想と実態 理想に近づけるための対策を過半数が実施

休み方の理想と実態 理想に近づけるための対策を過半数が実施

次に本調査では、回答者全体の378人に理想の休み方について質問。その結果、上位には「家でゆっくり過ごす(65.3%)」「外食やレジャーに出かける(59.3%)」「(お金がかからない)趣味(44.2%)」が挙げられたという。一方で、実際の休み方としては「家でゆっくり過ごす(61.6%)」「何もせず寝る・休む(36.5%)」「外食やレジャーに出かける(32.5%)」が上位に並び、理想との違いが明らかになった。

そうした中で、理想の休み方に近づけるための対策については「している派(52.6%)」が過半数を占めたという。具体的な対策としては「睡眠・休む時間の確保(46.7%)」「楽しみの時間を意識的に作る(45.7%)」「予定を詰めすぎない(43.7%)」が多いようだ。

仕事への影響は?若手ほど「休むことも仕事のうち」と認識

仕事への影響は?若手ほど「休むことも仕事のうち」と認識

さらに本調査では、回答者全体の378人に、理想の休み方が及ぼす仕事への影響を質問。その結果「やる気が高まる派(91.8%)」が大多数を占めたという。また、理想の休み方の実現と職場環境について「関係すると思う派(85.2%)」が圧倒的に多いことも明らかになった。

続いて本調査では、回答者全体の378人に、休みと仕事に対する価値観について質問。「休むことも仕事のうち派(69.0%)」が多数を占める結果が報告された。年代別でみると「20代:70.2%」が最も多く、次いで「30代:69.6%」「40代:68.2%」「50代:67.1%」が続いている。

まとめ

本調査では半数近い人が5月時点で夏バテを実感していることが明らかになり、企業として対策が急務であることが示唆された。夏バテの仕事への影響を防ぐためにも、適度な休養が必要だと考えられるが、休み方に悩みを抱える人は約6割となっている。

従業員が質のいい休みや理想通りの休みを過ごせるよう、労働環境や休暇制度、福利厚生制度などの見直しに取り組んでみてはいかがだろうか。