2025年度の新入社員は7割超が「能力向上・成長」を重視 ジェイック調査
企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、提供する新入社員研修の受講者に対して行ったアンケートの結果を発表した。
調査概要
調査名称:新入社員研修アンケート
調査対象:株式会社ジェイックが提供する新入社員研修の受講者
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:〈2025年調査〉2025年3月27日~4月12日
〈2024年調査〉2024年3月29日~4月9日
〈2023年調査〉2023年3月31日~4月17日
〈2022年調査〉2022年3月31日~4月16日
回答者数:〈2025年調査〉935名
〈2024年調査〉888名
〈2023年調査〉708名
〈2022年調査〉760名
出典元:2025年入社 新入社員|特徴と育成ポイントを徹底解説! Vol.1(株式会社ジェイック)/2025年入社 新入社員|特徴と育成ポイントを徹底解説! Vol.2(株式会社ジェイック)
今後のキャリアで実現したいこと「自分の能力を高める、成長する」がトップ
本調査ではまず「今後のキャリアで実現したいことを3つ選択してください」と質問。その結果「自分の能力を高める、成長する(77.2%)」「いまの会社で出世して、年収を上げる(51.7%)」「ワークライフバランスを確立する(45.1%)」「社会貢献できる仕事に就く(33.9%)」といった声が多く寄せられたという。本調査は今回で4年目の実施となるが、上位に挙がる項目には例年大きな変動は見られていないようだ。
また「いまの会社でどこまで昇進したいですか、1つ選択してください」との質問には「部長(32.7%)」「取締役・役員(21.2%)」との回答が多かったという。この順位については変動はみられなかったものの「経営者」を目指す割合が年々増加していることが判明。今年は初めて10%を超え、10.5%となっている。
なお「いまの会社であと何年ぐらい働くと思うか、今時点であなたの考え方に近いものを1つ選択してください」との質問には「今の時点では分からない(36.8%)」との回答が最も多く寄せられたという。
まとめ
本調査では2025年度の新入社員の約8割が、自身の能力の向上や成長を実現したいと考えていることが明らかになった。同社が過去4年間に実施した調査でも同様の傾向がみられていることから、新入社員の多くが成長意欲を持って入社していることがわかる。
企業として新入社員の成長意欲に応えられる環境は整備できているだろうか。同社は「キャリア形成支援等の人事施策が重要」と指摘。研修制度や資格取得の支援など、本人のスキルアップと自社の発展を両立するプログラムの構築を提言している。
こうした制度や支援体制の充実は、採用活動においてもアピールできる強みとなるだろう。自社のキャリア形成支援に関する取り組みについて見直す機会としてみてはいかがだろうか。














